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【9月市議会】重度障害者医療費助成条例改定に質疑 ‐ 市会議員 かじわら秀明

 重度心身障害者医療費助成条例の改正にたいして質疑しました。県がこの制度を、65歳以上で新たに重度障がい者になった人を助成の対象外にし、精神障害者1級の人を助成の対象にするものです。来年1月実施予定。
 改正の目的について、「高齢化の著しい伸びなどで県が制度を見直したので、それに合わせ改正する。制度を安定的かつ継続的に維持するため」と、健康福祉部長が答弁しました。本制度の助成対象者は3月末現在、身体障がい者1085人、知的障がい者274人。新たな対象となる精神障がい者1級は33人。現在助成を受けている人に影響はありません。
 私は、この制度を改定しなかった場合の助成額見込みを質問。2008年度から13年度の助成額の伸び率を当てはめると、13年度約1億4千6百万円が、23年度には約2億4千2百万円(1・66倍)になるとの説明です。県の補助額を除く市負担分は13年度7631万円で、23年度には1億7085万円と、2・2倍にふくらむとの答弁でした。
 来年以降65歳以上で新たに重度障がい者となる方は、後期高齢者医療保険に移行し医療費自己負担分を減らせる可能性があるので、私は、市がその相談にのるよう求めました。