index
【9月市議会】介護保険決算に質疑 ― 市会議員 かじわら秀明

安心できる介護保険制度に向けて
 蕨市の高齢者は3月末現在1万6040人、高齢化率は22・2%。要介護・要支援認定者は2411人(前年比4・3%増)。介護サービス受給者は2041人(前年比3・6%増)。
政府が来年度、大幅改悪を計画している介護保険制度について、蕨市の昨年度の実施状況を、主に次の4点質疑しました。(1)介護事業計画と実績との比較。(2)介護予防事業の実績。(3)配食サービスでの見守り状況。(4)成年後見制度の実績。
【健康福祉部長の答弁】(1)(要介護1〜5の)居宅介護サービスは、計画より増えている。訪問介護・通所介護・訪問リハビリが見込みより増えた。特養ホームの待機者は4月1日で188人。(2)要介護状態になるリスクの高い方を対象にした二次予防事業は、対象者が2730人、参加者は139人。リスクが低い人向けには「ぴんしゃん教室」、「運動器機能向上教室」を実施した。(3)食事を渡す際に、声かけや身体・生活状況の確認をしている。利用者と連絡できないとの連絡が2件あり、市職員が対応し無事を確認した。(4)申し立て費用の助成(8640円)1人、後見人報酬助成(約25万8千円)1人。後見人が付く事で特養ホームに入所できたなど、制度が有効に機能した。
【梶原】(1)二次予防の利用者が139人と少ない理由。(2)地域密着型事業の定期巡回型や複合サービスが計画にてらし進んでいないことへの見解。
【部長答弁】(1)自分は元気だからと参加しない場合があり苦慮している。対象者の意欲を高めるのが難しい。(2)全国的に事業所が少ない。定期巡回型はさいたま市にあるが、戸田・川口にはない。複合型は県内では三郷市に一つあるだけ。