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予算案の概要などを審議 - 消防委員会報告 - 市会議員 鈴木さとし

2月17日、蕨市消防委員会が開催され、来年度予算案の概要、昨年の火災発生状況と救急搬送状況、春の火災予防運動等について審議されました。主な内容については以下の通りです。

来年度予算案の消防本部所管分は前年度比3・4%増の総額2264万円です。新規事業は、大規模災害時に消防活動を支援する目的で創設される支援隊(消防職員や消防団のOBで構成)に関わるものや、エンジンカッターなど消防団装備の購入、高規格消防車の買い替えなど。

昨年度の火災は前年比-4件の23件。延焼の可能性が高く消防団の出動を伴う第2出動が前半に5件と多発したものの、後半は火災予防を強化するなどして0件となりました。また、内訳は、10件が放火または放火の疑いと最も多くなっていて、一昨年までと同様の傾向です。

昨救急出動は3601件、搬送人員3069人とほぼ前年並み。1日平均で9・9件の出動。内訳は、交通事故などが減少したものの、急病によるもの等が増加。高齢者の増加などが原因と考えられるとのこと。市民など対象の普通救命講習は38回で313人が受講。出前講座は15回で407人。小学5年生を対象にした入門コースも市内全校で行われ571人が受講しています。引き続き、受講を広げていく考えが示されました。

3月1日〜7日の春の火災予防運動は、標語「もういいかい 火を消すまでは まあだだよ」のもと、住宅防火対策の推進など5つの重点目標で取り組み、2月27日(金)16時から蕨駅前でPRを行うことなど10の実施内容が行われます。

来年度実施予定の消防団協力事業所表示制度は、団員を雇用し活動に協力している事業所に表示証を交付、社会貢献を示すことで消防団活動を支援する制度です。