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蕨市で初の議会報告会 - 活発な意見交換おこなわれる

議会報告会の開場まえに党市議団(左から山脇、鈴木、梶原、宮下各市議)
議会報告会の開場まえに党市議団(左から山脇、鈴木、梶原、宮下各市議)
蕨市議会は5月22日、市民会館で、蕨市政で初めてとなる議会報告会を開き、62人の市民が参加、活発な意見交換が行われました。

議会報告会は、市民の意見を聴取し、議会運営の改善及び市民福祉の向上を図ることを目的に開催するもの。昨年7月7日の市議会本会議で全会一致で可決成立した、議会基本条例にもとづき、年1回以上おこないます。

報告会には18人の市議全員が出席し、市議会から議会の仕組みと3月定例市議会の審議状況を約30分で説明。街路灯のLED化、公共施設管理計画、学校へのスクール支援員配置とエアコンの設置、錦町区画整理事業、介護予防、保育園の待機児童問題の6テーマで、議会での審議状況を報告しました。後半の30分を参加者からの質疑応答、意見交換としました。

参加者からは、生活保護費についての議会の審議状況、待機児童が今年4月に3人に減った要因、防災無線の聞こえが悪いことへの見解、市庁舎と市立病院の建物の耐震化の見通しの質問があり、それぞれ、環境福祉経済委員会委員長(山脇市議)、総務委員会委員長(保谷市議)、松本議長が答えました。他に、議会説明会は年4回の定例議会ごとにおこなってほしいとの要望、議員は市民の要望を取り上げて引き続きがんばってほしいとの期待、議会の傍聴環境(音の聞こえと椅子)改善の要望、また、生活保護問題で、議長が誤解を受ける説明をしたことへ訂正を求める意見が出されました。

議会報告会を準備した議会だより編集委員会(大石幸一委員長、梶原秀明副委員長)は、議会全会派の合意で、会派間批判はしないなどのルールを含む「報告会開催要領」を決めました。日本共産党市議団には、各会派の見解も聞きたいなどの声が寄せられていました。議員間の自由討議や市民との意見交換の場を設けることなどの、議会基本条例の趣旨を生かすため、党市議団は、今後は会派ごとの意見表明もおこなえる報告会にすべきとの見解を持っています。

報告会の参加者のアンケート結果や発言内容等は、プライバシーに配慮したうえで後日公表されます。