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ごみの最終処分場を視察 - 市会議員 梶原秀明、宮下奈美

埋め立てが終わった土地の地上部分に水耕栽培施設。土からは離されている。中ではフリルレタス・グリーンリーフ・ロロロッサ(レタスの1種)を生産し、ベイシアなどのスーパーに出荷している
埋め立てが終わった土地の地上部分に水耕栽培施設。土からは離されている。中ではフリルレタス・グリーンリーフ・ロロロッサ(レタスの1種)を生産し、ベイシアなどのスーパーに出荷している
10月12日、蕨戸田衛生センター組合で群馬県草津町にある(株)ウィズウェイストジャパンの最終処分場「新草津ウェイストパーク」を視察しました。「ウェイスト」とは「廃棄物」という意味です。

蕨市で出るゴミは蕨戸田衛生センターに運ばれます。ごみの焼却時に排気ガス中に含まれるばいじん(飛灰)を固めたものを固化灰と言います。この固化灰を埋めるのに、(株)ウィズウェイストジャパンとは年間2900トンの契約を結んでいます。蕨戸田衛生センターは、年間6600トンのごみを4社に委託していて(2社は埋め立て処分、2社は再資源化・リサイクル)、草津町の当社分は、その44%を占めている重要な最終処分場です。

今回の視察では、水分などが地下に漏れ出さないように厳重に管理されているゴミの埋め立て状況と、過去に埋め立てが完了し、その地上部分を別用途(水耕栽培場、運動場)に活用している事例を見学しました。
各自治体からのゴミを埋め立てる最終処分場。左から梶原、宮下両市議
各自治体からのゴミを埋め立てる最終処分場。左から梶原、宮下両市議

埋め立てが終わった土地に水耕栽培機器を設置して野菜などを育てています。ゴミを埋めた土地での栽培は土壌汚染の点から難しいので水耕栽培にしていて機器は土からは離されて設置されています。

最終処分場の確保は容易な問題ではなく、蕨戸田衛生センター組合は、ゴミの「更なる減量化を進めるとともに、安定して継続的に長期的な委託先・最終処分先の確保に努めます」としています。