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衛生センター組合議会報告ー市会議員 梶原秀明・宮下奈美

今年4回目の蕨戸田衛生センター組合議会が11月16日から24日までおこなわれ、2015年度組合会計決算を全議員の賛成で認定しました。
 15年度決算は、歳出は、約18億4761万円で、前年比429万円(0・2%)増で、主に、老朽化している設備の修繕費が伸びています。歳入は、約18億9992万円(前年比0・8%減)、主因は、資源物の売り払い金が前年から3791万円減り、1億2739万円となったことです。歳入のうち蕨市からの分担金は約5億8528万円です。
 24日の議会閉会後、全員協議会が開かれ、「循環型社会形成推進地域計画(案)」について頼高管理者(蕨市長)と増山事務局長から説明がありました。この計画は、組合設備(ごみ焼却施設・し尿処理施設)の延命化工事をするにあたり、国からの交付金を得るために立てるもので、2月の全員協議会で説明されていたものです(本紙2月21日付既報)。
 計画では、ゴミ処理施設(竣工1992年3月)と、し尿処理施設(竣工89年12月)を延命化し、2033年頃まで使えるようにします。2019年度から22年度まで(2月の全協では21年度までの見通しだった)、総経費約48億円で工事を行うとしています。財源は国庫交付金約19億6千万円、起債(借金)約24億円、一般財源約4億7千万円との説明です。
 全員協議会では各議員から、延命化の目的、今後のごみ減量化、施設全面更新の場合とのコスト比較、工事中のゴミ受け入れの方針、延命化後の施設更新の見通しなどの質問があり、梶原市議は、起債(借金)の返済計画について質問しました。