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市民会館の耐震化、認可保育園の増設など市民要望すすめる
蕨市2017年度予算案

1月26日、3月議会で審議される一般会計予算(案)の概要について日本共産党市議団への説明が行われました。説明では、一般会計の予算総額は236億円台で過去最高の計上になる見込み。一方で、厳しい財政状況の中、計上された各事業については、市長マニフェストや蕨市の将来ビジョンの実現の観点から検討されたものです。以下、いくつかを紹介します。

学校施設、保育園、公民館と進められてきた公共施設の耐震化は、来年度、継続事業の市民体育館耐震化工事に加え、市民会館・中央公民館の耐震化工事などが計上されます。加えて、市役所本庁舎については、市役所内での検討を経てまとめられた市庁舎整備検討報告を受け、市庁舎整備の基本的なあり方を審議会に諮るための関連予算を計上。いっそうの具体化がすすめられます。なお、この審議会委員には市民からの公募が予定されています。

この間の党市議団の要望も反映され、子育て支援では、認可保育園(仮称・蕨ゆたか保育園)の増設、保育士確保に向けた民間保育園等の保育士宿舎借り上げ支援事業補助金、中央東地区留守家庭児童指導室の整備などが計上され、高齢者に関しては、市内4か所目となる特別養護老人ホーム建設のための用地確保奨励金などが計上されます。

まちづくりでは、一般会計補正予算で、国の補正予算での社会資本総合交付金を活用し、移転11棟などに充てる錦町区画整理特別会計繰出金が計上されます。国の同交付金交付率が年々下がり、事業に重大な影響が出ている問題では、党議員団が繰り返し指摘し対応を求めてきました。梅村さえこ衆議院議員も総務委員会で、錦町区画整理を例に質問し、総務相の「国庫補助の確保が望ましい」との答弁を引き出しました。

教育関係では、日本語特別教育支援員を教育センター内に配置するなど、急増する外国人児童・生徒や家族への対策が盛り込まれます。この問題も、党市議団が対応を求めていました。

なお、来年度予算案の正式な提案は3月議会の告示日(2月中旬の見込み)に議案として示されます。予算の詳細については、今後の調査や議会の審議に合わせてお知らせします。

市庁舎整備検討報告等6点について示される
予算案概要説明の後には、(1)市庁舎整備検討報告、(2)蕨市業務継続計画(災害対策編)(3)蕨市業務継続計画(新型インフルエンザ対策編)、(4)蕨市公共施設等総合管理計画(案)、(5)わらびシティプロモーション指針(案)、(6)16年度行政評価の実施結果、以上6点の報告がありました。それぞれの内容については、次回以降、お知らせします。なお、(4)(5)については、2月にパブリックコメントが行われます。詳細は、市ホームページなどをご覧ください。