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戸田競艇組合議会報告ー市会議員 鈴木智・山脇紀子

2月15日〜23日の会期で戸田競艇組合議会が開催されました。提案された議案は、補正予算と新年度予算2件で、どちらも可決されました。
 補正予算は、電話投票(インターネット含む)を中心に売り上げが増加していることに伴うもの。予算は、引き続き電話投票の増や2月にオープンした外向け発売所の効果などを見込み、3市への配分金は前年度比2億円増の10億円を計上(蕨市分は5千万円増の2億5千万円)しています。日本共産党は、委員会審議で一人当たりの購入が増える傾向を指摘。ギャンブル依存症への影響なども検証できるよう対応を要望しました。また、厳しい経営環境が続く中で日本船舶振興会への交付金が依然として高い水準にある問題等を指摘し、採決では反対を表明しました。
 新年度予算は、公営企業法の全部適用により「戸田競艇企業団」に組織変更される最初の予算。会計方式は官公庁会計から公営企業会計に変更され、経営状況や資金の流れが明確になり「経営の質・効率性の向上につながり、公営競技の目的である配分金向上につながるもの」と説明されています。審議を通して、利益を上げるという目的が明確になる一方で、雇用環境や周辺地域などに矛盾が生じないよう、議会のチェックは一層重要になるとの印象を持ちました。