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2017年度 蕨市の事業・施策 その1
将来を見据えた公共施設等の管理

蕨市は、公共施設等総合管理計画を決定しました。これは、公共施設やインフラについて長期的視点による総合的計画的な管理を実施するためのもので、これまで各担当部署で管理していたものを一元的に管理していく部署が設けられます。今後の基本方針としては、計画的な保全・管理による施設等の長寿命化と、市民ニーズの変化への対応と健全な財政運営を踏まえた施設等の総量抑制が示されています。

頼高市長は2017年度の施政方針で予算の特徴の一つに「市民の安心」をあげました。これまで努力が続けられてきた公共施設の耐震化が一層進められるほか、施設等の長寿命化が具体的に検討されます。

特に、建設以来52年以上が経過している市役所庁舎の耐震整備は重要な課題です。今年度は、専門家や公募市民などで構成される市庁舎整備検討審議会で、耐震・長寿命化、建て替えなど、整備方法を検討し、方向性を確定します。なお、審議会での基礎資料として公表されている市庁舎整備検討報告書では、耐震化案が2件、建て替え案3件が示され、その中でも、「現在地での建て替え」が最も有効との蕨市としての見解が示されています。

市庁舎以外の主な事業は以下の通りです。
【耐震補強工事】 
◎市民会館・中央公民館・勤労青少年ホーム(18年1月完了予定)
◎市民体育館(6月末完了予定)
【耐震補強設計】
◎錦町児童館 
◎図書館 
(以上2件は18年度に耐震補強工事を予定)
【耐震診断】
◎市営住宅(錦町2丁目第一、同4丁目1号棟)
【長寿命化等】
◎橋りょう長寿命化修繕計画の策定 
◎下水道管理長寿命化詳細計画の策定
◎市立病院整備のための基礎調査
※他に、消防塚越分署の建て替えのための基本計画の検討、市営住宅の改修(南町4丁目2号棟の屋上防水等)等が行われます。