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三鷹市の防災公園と防災センターを視察 - 市議会議員 やまわき紀子

防災公園の地下に整備されたスポーツセンターのアリーナ
防災公園の地下に整備されたスポーツセンターのアリーナ
県南都市問題協議会(蕨・戸田・川口の市議で構成)の都市計画・交通問題研究部会は17日、三鷹市の中央防災公園・元気創造プラザ整備事業を視察しました。

施設は市役所の東側の東京多摩青果三鷹市場跡地を中心とした約2ヘクタールの敷地に、防災公園部分約1・5ヘクタールと市道拡幅と元気創造プラザの約0・5ヘクタールを整備。防災公園として災害時の一時避難場所となる公園施設と、その地下に総合スポーツセンターを整備するとともに、老朽化し耐震性に課題のある6つの公共施設などを集約化し、防災センター機能を加えた多機能複合施設を一体的に整備しました。

災害時には5階の防災センターが災害対策本部となり、施設全体が災害対策活動の拠点となる機能転換が想定されています。4階の生涯学習センターは災害対策本部の関係機関対応へ、3階の福祉センターは災害ボランティアセンター本部へ、2階保健センターは、災害医療対策実施本部へ、1階子ども発達支援センターは、福祉避難所へ、地下のスポーツセンターは支援物資のストックヤードへ、防災公園は一時避難所となります。防災公園の一部は災害用マンホールトイレ20基、かまどベンチ、防災パーゴラ等が整備されていました。

災害対策本部となる部屋には360度市内の被害状況を見渡すカメラや駅前カメラの様子や災害情報システムを映す大型ディスプレイや無線機などが整備されていました。最新の防災対策は今後、蕨の市庁舎整備の参考になると思いました。