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九条改憲/丁寧で慎重な議論こそ必要・発議は
慎重に!陳情を賛成多数で採択

「日本国憲法第九条の改正の発議について慎重に取り扱うよう求める陳情」には、日本共産党、公明党、民進党、無所属議員が賛成。賛成9、反対8(新生会)で採択され、陳情に基づき可決された意見書は、26日に国会に送付されました。

陳情提出者の一人、杉本憲さんは「陳情が採択されてよかった。市民にも伝え、安倍政権の九条改憲をやめさせるために頑張りたい」と語っていました。

九条改憲への暴走は異常 共同の力でストップを
この陳情と意見書は、憲法九条の改定について「国民の中に様々な意見がある」として、憲法第九条についても「その存在によって日本国民が戦後70数年にわたって平和を享受してきたとの多くの国民の声があり、今、改定を急ぐことについては、慎重にすべきとの意見が広く存在する」と指摘。「日本国憲法第九条改正の発議について慎重な取り扱いがなされるよう要望」する内容です。

一方、自民党内では、異論や慎重論が相次いでいるにもかかわらず、憲法改正推進本部は本部長一任で強引に九条改憲案を取りまとめ、25日の党大会では安倍首相が改憲に向けた決意を表明したことが報じられました。日本共産党蕨市議団は、「こうした動きが国民の思いとかけ離れた異常なものであることは、陳情が指摘するとおり。蕨市議会が陳情を採択し意見書を送付する意義は大きい。市民にも知らせ、安倍政権の九条改憲に不安を感じている広範な市民との共同を地域でも一層広げていきたい。引き続き、安倍九条改憲NO!3000万人署名の取り組みに全力をあげる」とコメントしました。