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【9月市議会】市政について詳細に審議 - 決算委員会報告 市議会議員 鈴木智・山脇紀子

子育て応援フェスタの会場となった「わらびチャレンジレストラン・クアッカ」(蕨駅西口駅前通り)
子育て応援フェスタの会場となった「わらびチャレンジレストラン・クアッカ」(蕨駅西口駅前通り)
6日、7日、10日、決算常任委員会が開催され、2017年度一般会計決算の他、特別会計では同国民健康保険会計など6件、企業会計では水道会計・市立病院会計の2件、合計9件の決算認定について審議を行いました。審議では、財政の健全化を進めながらも市民要求にこたえている様子や、今後の課題に関する見解、水道会計や病院会計では、引き続き安定した経営状況にあることなどが示され、採決では、全てを本会議で認定すべきものと決しました。

以下、党市議団による一般会計決算への質疑を通して明らかになった内容から一部を紹介します。

◆納税義務者の増などで市税収入は増加傾向と言われます。給与所得者、自営業者、年金生活者など全納税者の総所得平均は前年度比1万円増ですが、245万円で2000年度比35万円の減。「暮らしが厳しい」という市民の声を裏付ける状況が示されました。

◆障害者福祉費において、サービス利用計画作成件数は13年度の386件から17年度691件と大幅増。各サービスでも利用は増加傾向で、障害児通所給付では536件から1475件と顕著。必要なサービス提供が行われるようになったことによるものです。

◆歯周病検診で(市が受診券を送付した)節目の検診対象者4849人中、受診732人(15・1%)。節目年齢以外の申込者(731人)からの当選者100人中、受診者59人。節目年齢以外の当選者数の拡充を要望しました。

◆中心市街地活性化事業で計画42事業中20事業を実施(実施率47%)。子育て応援フェスタ(蕨銀座商店街、左上写真参照)、ぶぎんノスタルジックわくわくフェス(ぶぎん通り商店街)双子織未来プロジェクトでの商品開発やのれんアートの取り組みなど。

◆17年の消防の出動回数は76件(消防団の出動を要請する第2出動は2件)、救急では3885件で、救急車全3台の出動は220回。要請には基本的に全て応えたことが説明されました。

◆蕨市内小・中学校でのいじめ認知件数は、小学校で162件、中学校で22件。16年度から増加傾向にありますが、これは、かつては認知件数に数えられなかった軽微な事例もいじめとして対応するようになったためです。