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戸田競艇企業団議会・視察報告 - 戸田競艇企業団議会議員(市議会議員)鈴木 智

ボートレース大村でのナイター
ボートレース大村でのナイター
12日と13日、戸田競艇企業団議会の業務常任委員会は、長崎県にある「ボートレース大村」とチケットショップ「前売り場外おおむら」「鹿島」(いずれも施行者は大村市)を視察しました。

ボートレース大村は、競艇発祥の地といわれ、施設内には発祥の地記念館も設けられています。九州各地にチケットショップを広げること(4県14施設)や、SGなど大きなレースなどの電話投票を伸ばすことを心掛けてきたこと、その一環として本年9月からナイターレースも実施していること、キッズスペースや子ども連れを意識したレストラン、若者向け施設を整備するなど、これまでの売り上げを伸ばす工夫について説明を受けました。

一方で、周辺環境に気を使っていても「夜に明るいのは気にかかる」「夜は静かにしてほしい」との声があるとの率直な話も。戸田競艇場ではナイターレースは行われていませんが、他場のナイターレースの販売は行なっています。ナイターレースの周辺環境への影響については、他所の問題とせず、考える必要があるのではないかとの感想を持ちました。また、ギャンブルについて客観的に判断できない年代や子どもも親しめる環境というものが本当に妥当なのか、この点については、戸田競艇においても同様の取り組みが行われていて、改めて慎重な検討が必要だと感じました。

2か所のボートレースチケットショップは、どちらもロードサイドにあり、閉店したパチンコ店を改装したもので、月に600万円前後の売り上げがあります。客層は、比較的高齢の男性が多く、長い時間過ごす人も少なくないようです。ただし、学校施設などが近接する蕨市周辺では、こうした施設開設はなじまないものと感じました。