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戸田競艇場に子ども用遊具施設を設置-競艇企業団議会報告 企業団議員(市議)鈴木智・梶原秀明

11月27日に戸田競艇企業団議会がおこなわれました。議案は、子ども用遊具施設を設置するに際しての条例改正と、補正予算です。総務委員会で梶原市議が、業務委員会で鈴木市議が、それぞれ詳細に質疑しました。同日の本会議で2議案は全員の賛成で可決しました。
 競艇場建物の2階を総工費1億2千万円で改修し(うち企業団が7千万円、ボートレース振興会が5千万円を負担)、フィンランド系ボーネルンド社の遊具を設置します。来年2月頃の開設で、6カ月から12歳の子どもを対象に、保護者同伴のもと、ボ社の教育を受けたインストラクターが子どもと保護者に遊びを提案するなどします。振興会とボ社が提携し戸田企業団に提案してきた、競艇場への導入は戸田が最初、子育て世代など若年層を競艇場に呼び込むことが目的との説明です。当面の使用料は、大人・子どもとも1人2百円(大人は他に百円の入場料あり。上限は千円で企業長が変更可)。議員は、子どもをギャンブルに近づかせないなどの教育的配慮、遊具施設と競艇場の導線を明確に分けること、子どもの安全対策などを求め、担当課長は配慮すると答えました。
 補正予算は、遊具施設の関連予算の他、勝舟投票券発売金を57億円増額し、約381億円とします。議員の質疑へ、他場での戸田分の売上げと電話投票が増えているとの説明がありました。
 また、職員の給与を人事院勧告に準じて12月より改定するとの説明が企業長(菅原・戸田市長)からありました。この件は、競艇企業団は公営企業法の全部適用を受けているため、法律上、議会に諮らなくてもよいものですが、従前の議会で党市議団が、条例を提出しないにしても、議会には説明するよう求めていたものです。