index
【3月市議会】コミュニティバスのルート拡充について基本的な考え方が示される〜総務常任委員会報告

コミュニティバス「ぷらっとわらび」
コミュニティバス「ぷらっとわらび」
3月4日、総務常任委員会が行われ、付託された全ての議案について、本会議で可決すべきものと決定しました。
 
一般会計予算の総務常任委員会所管分は、新庁舎建設や蕨駅のホームドア設置、消防署塚越分署の整備、大規模水害時の予想水位のまち中への表示、コミュニティバスのルート拡充、市制施行60周年記念事業など重要な施策を計上。

>西ルートは逆回り運行実施東・南ルートも市役所・市立病院へのアクセス向上

 審議の中での説明では、コミュニティバスのルート拡充の具体的な内容については運行事業者や警察などの関係機関と協議中としながらも、▼西ルートでの逆回り運行▼市役所や市立病院へのアクセス向上▼中心市街地活性化の一助として駅前通りの運行▼河鍋暁斎記念美術館付近バス停の新設と南町3・4丁目へのルート延伸の4点を基本的な考え方として示しました。

日本共産党市議団は、議会などで繰り返し「塚越地域から市役所に行くのが大変。(西ルートに乗り換え)長くバスに乗っていると腰が痛くなる」「ルートを伸ばして自分の住む地域でも利用できるようにしてほしい」「(駅前通り)商店街に多くの人に来てもらえるようにバスを通して」などの市民の声を紹介。具体的な対応を提案してきました。

新生会がルート拡充に異論「修正動議」検討と表明
議会後半の大きな争点に

 新生会の前川議員は一般会計予算への討論で、「概ね異論はない」としながらも、コミュニティバス運行事業の拡充部分について、「議会に丁寧な説明が必要」「市民意識調査の結果からも市民の多くが望んでいるものとはいいがたい」として「修正動議の提出なども検討している」と表明。これに対し、日本共産党は、新年度予算が市民の願いを反映し市政改革を進めるものと強調。コミュニティバスは、高齢者や障がい者、小さな子どものいる家庭の外出を支える重要な施策であり、ルート拡充はまちの魅力につながると訴え、期待を表明しました。

 「ルート拡充」は、一般質問(3月13・14・18日)や議会最終日などでも大きな論点となります。党市議団は、ルート拡充の必要性を訴え、実現を求める世論を広げよう、と呼び掛けています。