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【3月市議会】暴力の根絶を目指す取り組みを
市議会議員 宮下奈美

宮下 児童虐待の背景に家庭内での夫から妻への暴力が多い。力の強いものが、弱いものへ一方的に身体的・心理的暴力を振るうことで支配という力関係ができる。妻は黙り心も体も言動さえも支配される。常に顔色を見て行動する事しかできなくなる。子どもも同じ。千葉県野田市の小4女児虐待事件のように児童虐待はDVとの関わりが深いと思う。家という箱の中で力の強いものが弱いものに対して支配していく。これはもう家庭内での解決は難しい。他者が介入し関わる事が大切だと思う。
本市の取組みはどのようか。
健康福祉部長 通告後、蕨市は24時間以内に直接子どもに会って安全確認を行う。(原則は48時間)会えない時は児童相談所や警察等関係機関と連携し安全確認を行う。また、要保護児童対策地域協議会で毎月1回と年1回の会議を行う他、必要に応じて会議を開催。日頃から連携を密にする。
宮下 保育園、小・中学校で長期学校を休んでいる子どもの安否確認は。
部長 行っている。虐待が危惧される場合はケースワーカーやスクールソーシャルワーカー等と一緒に確認。児童相談所や警察等とも連携し直接子どもの安全が確認できるまで行う。
宮下 市で行っているDV相談の課題や連携は。
市民生活部長 ひとつの相談に長時間かかる。庁内はDV対策庁内連絡会があり、15部署で構成。情報共有や専門研修を行う。庁内マニュアルを使用し連携を図る。

◆受動喫煙対策について
宮下 受動喫煙症が深刻。ポスター等啓発してほしい。
健康福祉・教育部長 受動喫煙対策のポスター等はある。国からの啓発チラシやポスター等使用したい。小・中学校においては全てに周知していきたい。
他に就学援助制度について、入学準備金、入学前支給を3月中に実施すると答弁。