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【衛生センター組合議会】施設延命化工事に関わる契約 - 衛生センター組合議会報告 - 市議会議員 山脇紀子・宮下奈美

延命化(長寿命化)工事を行う衛生センター施設(し尿処理施設とごみ処理施設。右は事務棟)
延命化(長寿命化)工事を行う衛生センター施設(し尿処理施設とごみ処理施設。右は事務棟)
12日に蕨戸田衛生センター組合議会の定例会が開会し、施設延命化工事の契約3件など7件の議案が出されました。12日は各議案を、総務委員会と業務委員会で詳細に審議し、全議案を全議員の賛成で、本会議で可決すべきものと決めました。27日の本会議で、委員長報告と採決をして閉会します。

手数料条例の一部改正は、事業系一般廃棄物の処分手数料を30円引き上げ、10キログラムあたり200円とし、手数料に乗じる消費税等相当分を20円とし、220円とするもの。10月1日施行です。日本共産党は実際にかかっている処分費用について質疑し、2016年度は約218円、17年度は約226円、18年度(見込み)は230円以上(税抜き)の処分費用ががかかっているとの答弁がありました。

施設延命化(長寿命化)計画に基づく改良工事(ごみ処理施設、粗大ゴミ処理施設、し尿処理施設)に関わる契約の締結3件については、入札の経緯や契約額の設定について質疑を行いました。計画段階でコンサルタントが10社に見積もりを依頼したが、各々1社しか見積もりを提出してこなかったため、各施設の建設メーカーのメンテナンスを担当する荏原環境プラント(株)、及び三機化工建設(株)に特命で事業者を決定。工事価格については価格を下げるよう2回の交渉を実施し、決定したとの答弁でした。工事期間、契約額等は以下の通りです。

※ごみ処理施設改良工事 随意契約、4カ年継続事業、40億6080万円。荏原環境プラント株式会社
※粗大ゴミ処理施設改良工事 随意契約、単年度事業、1億8360万円、荏原環境プラント株式会社
※し尿処理施設改良工事 随意契約、2カ年継続事業、2億9160万円、三機化工建設株式会社

スプレー缶による爆発事故への対応

また、1月24日に粗大ごみ処理施設でスプレー缶による爆発事故が発生したとの報告がありました。被害をうけた粗大ゴミ処理施設内の現状回復工事実施に伴う2740万円の増額の補正予算や、戸田市より粗大ゴミの収集を委託されている事業者の車両のフロントガラスに損傷を与えたので、修理費用11万9772円の損害賠償額の専決処分についても審議しました。委員会では、スプレー缶の受け入れについて各市・組合のホームページで注意をよびかけ再発防止に努めていくとの答弁がありました。

議会の冒頭で頼高英雄管理者(蕨市長)が報告。はじめに再び管理者へ就任したこと、施設延命化計画に国からの交付金の内示があったこと、余剰電力の売り払い、再生家具の市民向け入札を6月24日から29日に実施すること、環境啓発として実施しているホタルの鑑賞会を22日に実施することなどの報告がありました。