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【6月市議会・一般質問】 保育・学童保育、幼保無償化、国保の課題について質問
市議会議員 鈴木智

◆保育・学童保育の拡充を
鈴木 入園希望は市の努力を上回り待機児童は年々増加。3歳児の待機が多くなる「3歳の壁」問題の打開など、市の対応はどうか。
健康福祉部長 新年度新設・定員拡大の認可保育園では、ともに3歳児の受け入れを多くする予定。認可保育園中心に施設整備を進め待機児童ゼロをめざす。
鈴木 指導員が不足する学童保育室で、保育を学ぶ学生を保育時間が長い夏休み中の補助者とする考えは。
部長 検討したい。

◆幼保無償化の問題・幼稚園類似施設へ必要な対応を
鈴木 国の幼児教育・保育の無償化は、消費税増税を財源にするなど問題。特に、地域の幼児教育を支える幼稚園類似施設(市内ではひかり幼稚舎)を対象外としたことは大問題。対応は。
教育部長 あらゆる機会に国に働きかける。市の「幼稚園児補助金」は継続。
鈴木 今後も幼児教育を支えられる施設が、国の一方的な制度変更で存続の危機に直面しかねない状況は理不尽。積極的な対応を。
頼高市長 無償化と同等の支援の仕組みを国に求め、その枠組みで支援したい。近隣市との協力も必要。ひかり幼稚舎が、引き続き教育の一翼を担えるよう最大限の努力を行う。

◆県内で最も安い国民健康保険税の水準維持を
鈴木 3月議会で示された国保税率の見直しと県に提出した計画の内容は。
市民生活部長 2019年度の一般会計からの法定外繰入金は前年度比1億400万円増。今後も増加を見込むため見直しが必要。数値目標として6年間で法定外繰入を2億6000万円削減する計画を提出した。
鈴木 県内で最も安い国保税の水準を維持すべき。
部長 広域化で、将来的に国保税水準の統一が目指すべき課題とされる。一定の見直しは避けられない。