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【9月市議会】幼稚園類似施設に幼保無償化に代わる支援を検討-2019年度一般会計補正予算への質疑(市議会議員 鈴木智)

 9月5日、今議会に提出された2019年度一般会計補正予算の質疑を行いました。一般会計の補正額は2億7756万7千円です。

 はじめの質疑項目は、庁舎第2駐車場埋設物撤去工事について。庁舎第2駐車場では市庁舎の建替えに向けた仮庁舎建設が予定され、地下埋設物(旧郵便局の地下施設)の撤去工事がおこなわれています。しかし、コンクリートガラ等の障害物が発見され、周辺宅地への影響を防止する山留設置ができない状況に。補正予算は障害物を掘削・破砕する工法を追加採用するもので、質疑では、土地取得の経緯や障害物の影響、工事内容等を確認しました。
 
続いて質疑したのは、6月議会の時点では具体化されていなかった幼児教育・保育無償化に関するいくつかの課題について。実費負担となる副食費の設定や2人目無料としてきた保育料の扱いの変更内容などの説
明を求め、公立保育園では子どもを在園させている全ての家庭で負担増とならないこと、市として私立の認可保育園等にも負担増とならないよう要請していることを確認しました。
 
また、無償化の対象外とされた幼稚園類似施設(ひかり幼稚舎)への対応では、幼稚園児補助金を継続する以外に、無償化と同等の支援が必要なことを改めて指摘。この間、蕨市ではひかり幼稚舎との協議を継続していて、地域子ども・子育て支援事業に基づく補助制度の活用など、無償化の実施(10月)に近い時期に無償化と同等規模での支援ができるよう検討していることが示されました。
 
その他に、家庭保育室から小規模保育事業所に移行予定のこまどり保育園・えなぎ保育園への補助の内容と3歳児以上の保育環境の整備について、今年度から始まる1962年4月2日〜80年4月1日に生まれた男性への風疹予防接種について、第一中学校の防球ネット設置工事について、それぞれ質疑しました。