index
【12月市議会】災害への対応など、切実な市民要求で熱い論戦ー12月市議会はじまる

 11月27日、蕨市議会12月定例会がはじまりました。

 今議会に上程された市長提出議案は、条例6件、補正予算2件、人権擁護委員の推薦(再選)1件の計9件です。条例の主なものは、蕨市社会福祉協議会への市職員の派遣を可能にする公益法人等等への職員の派遣等に関する条例や、人事院勧告に準拠して職員や市長の給与等と議員の一時金を引き上げるそれぞれの条例など。補正予算は一般会計と国保会計で、一般会計補正予算は、国の幼保無償化で対象外とされた幼稚園類似施設のひかり幼稚舎に地域子育て支援センター事業を活用して無償化と同等の補助を行うことや、旧中山道通りの舗装補修工事などの内容です。

 12月11日から13日に予定されている一般質問を含め、市民の願いを伝える論戦が期待されます。

 議会初日の頼高英雄市長の報告の主な内容は以下の6点です。
1、台風19号への対応や被災地支援の取り組み。被害が大きかった坂戸市と東松山市に職員を派遣。市の街頭募金に30万円以上が寄せられた。町会長等にアンケートを行い、今後の防災対策に生かす。
2、2019年度の市民意識調査がまとまった。引き続き6割以上の市民がまちに愛着を感じている。
3、新庁舎建設の検討状況について。敷地は県道面を拡張し現在より600?広い4300?程度に広がる。1階を絞ったキューブ形状の5階建て。80台程度の平置き駐車場を整備。現庁舎の1・4倍の6500?の床面積。新庁舎の1階には情報発信コーナーや多目的会議室や窓口機能、4階に災害対策本部機能、5階に議会機能を整備。中央には自然採光や自然換気ができるエコボイドを予定。来年4月にパブリックコメントを実施。
4、蕨ブランドに5件を新たに蕨ブランドに認定し、10件となる。わらびりんごを活用した商品化として、新たに「わらびリンゴシャーベット」やビールも販売。10月には蕨駅西口の空き店舗にセレクトショップをオープン。
5、ひかり幼稚舎に地域子育て支援センター事業を委託し、保育料の実質無償化につながる措置を講じた。
6、市政施行60周年式典を開催。12月には蕨駅西口イルミネーションのリニューアルやスポーツフェスタを開催予定。また、来年2月には、「開運!なんでも鑑定団」の公開収録を予定。

 なお、12月定例市議会は、17日(火)まで行われる予定です。