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【12月市議会・一般質問】国民健康保険税の税率見直し、市職員の働く環境整備を質問(市議会議員 武下 涼)

◆国民健康保険税の税率の見直しについて
 蕨市として20年間税率を据え置いてきましたが、(1)医療の高度化などによる医療費の増加、(2)国の国保制度改革(都道府県化)のなかで政策的に行ってきた法定外繰り入れの「解消」が強く求められていること、(3)加えて2021年度(令和3年度)からの埼玉県国保運営方針策定の議論の中で保険税率の水準統一の議論があること、?県に提出した「赤字解消計画」を進めなければ、保険者努力支援制度による補助金が削減されることなどを背景に、今回の見直しに至ったとの説明を受け、以下、質問しました。

武下 赤字解消計画に基づく、税率の引き上げ額は、削減できるのか。

市民生活部長 計画期間内に達成できるように目標へ向かって対応していく。

武下 県国保運営方針に縛られることがよくわかった。蕨市として、県方針策定にあたって、公的に、対等に意見を言える場があるのか。県に対して意見をあげていってほしいがどうか。

市民生活部長 蕨市は入っていないが20市ぐらいで構成する会議がある。入っていない自治体へは意見照会的なものはある。前回と同じように、必要に応じて意見を出していく。

市長 国は一般会計からの繰り入れを赤字としているが、私はそうは思っていない。しかし、赤字解消計画の提出を義務づけ、達成できなければ、保険者努力支援制度で、県からの補助金が減らされる仕組みなど、国・県の状況の中で、税率の見直しはやむを得ないと判断。現在、蕨市国保運営協議会に諮問し、議論をいただいている。市民の負担に配慮しつつ、また県内で最も低い税率水準を維持し、いのちや健康をまもる原点を踏まえ対応していきたい。

◆その他、市職員の働く環境整備、飼い主のいない猫への取り組みについて質問しました。