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都市マスタープラン・景観計画について意見を交わすー都市計画審議会委員(市議会議員 鈴木 智)

2月6日、都市計画審議会が開催されました。議案は、今年度・来年度で検討・策定される蕨市都市マスタープラン、及び蕨市景観計画の検討状況についての報告と意見交換です。

 都市マスタープランは、市の上位計画である「コンパクトシティ蕨」将来ビジョンと県の「都市計画区域の整備、開発、保全の方針」に基づき策定される都市計画法に基づく計画で、蕨市として都市の将来像とその実現に向けた方針や施策などを定めるものです。案では「住みたい、住み続けたい、住んでよかったと思えるまち」を都市づくりの理念に、(1)誰にとっても快適に便利に暮らせる都市づくり、(2)魅力的で蕨らしさあふれる都市づくり、(3)安全・安心な暮らしを支える都市づくり、の基本目標とともに、各分野の方針を定めています。新年度には地域別構想や推進のための方針などの検討が行われることも示されました。
 
審議では、洪水対策での下水道の位置づけや、市域の狭い蕨市での立地適正化計画の意味について質問。現状や要望を生かして検討を進めるよう求めました。
 
景観計画は、景観法に規定された計画で、蕨市にとって望ましい景観形成を進めるための指針。案では、「美しいわらびの姿を織り上げる」を基本理念に、(1)宿場町としての歴史文化を活かした景観を未来に継承する、(2)多様な価値観を尊重しつつ、魅力的な街並みを形成する、(3)みんなで共同して住み続けたいと思える景観を育てる、の基本目標を定めています。全市域を計画区域、旧中山道地区を景観形成重点地区として、景観形成基準や届け出が必要な行為などを定めるものです。審議では、市民との連携の在り方などで丁寧な説明と対応を求めました。

両案とも、新年度に引き続き検討が行われます。