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【3月市議会】3月定例会市議会は18日閉会ー予算決算常任委員会設置・費用弁償の廃止が実現

3月16日、蕨市議会は一般質問が1日で終了したことを受け、第1回定例会(3月市議会)の会期を短縮し18日(開会時には23日の閉会を予定)で閉会することを決定しました。これは、新型コロナウイルス感染症の急激な拡大による不測の事態に備えるための議会の自主的な判断であり、新年度予算など市長提出議案の審議が終了している現状と、全会派・議員の合意を受けての決定です(編集の都合により、本稿は17日時点の内容です)。

「議会改革」が前進
 

 最終日には、議会改革として議論されてきた2議案が提案・可決されます。

 一つは、予算決算常任委員会を設置する議案です。
これまで、予算や補正予算は、分野ごとに各常任委員会に分割付託され、それぞれで審議・採決してきました。しかし、研究者や実務の立場からは、議案一体の原則に反すると指摘され、また、年に一回しか行われない決算審議が決算「常任」委員会で行われているとの矛盾もありました。
 
提案は、議長を含む議員全員による予算決算常任委員会で、予算、決算の審議を行うよう改正するもの。委員会審議では各分科会で質疑、全体会で討論・採決し、その後、本会議での討論・採決となります。

 もう一つは、議員が議会に出席する度に交通費などの費用として1日当たり3千円が支給される「費用弁償」制度を廃止する議案です。この制度は、「報酬の二重払い」「支給する意味が曖昧」などとの批判もあり、長年、日本共産党市議団は議会改革として廃止を提案してきました。この度、概ね議会内の意見がまとまり実現に至ったものです。

 なお、党市議団が長年主張してきた政務活動費関連資料の完全公開も、2019度分より、領収書も含め全てが公開対象となります。