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【3月市議会】地域医療を守る蕨市立病院ー市立病院会計予算に質疑(市議会議員 宮下奈美)

市立病院
市立病院
国は昨年の9月に「再編・統合の議論が必要な施設」として蕨市立病院を含む424の病院の名前を公表。このことで市民や医療スタッフに不安を与えています。本院は市内で唯一お産ができる中核病院としても地域医療を守るかなめの存在だという事を強調したうえで以下、質疑しました。

【質】(1)2109年度の現状と、(2)20年度の見通しは。
【病院事務局長】(1)患者数は、入院で2134人増の18656人、小児科・眼科では減少。内科・外科で増加。病床利用率は8・9ポイント増の78・4%。外来は1851人増の63574人。内科・産婦人科等で患者数増加。その結果事業収益全体で4・23%増の15億3295万7303円。事業収益から費用を引いた利益は2138万6951円。
(2)診療報酬が改定されるほか、新型コロナウイルス感染の影響なども考えられるため厳しい。

【質】20年度の(1)患者数の見込み、(2)常勤医師数、(3)さらなる医師確保の必要性は。
【事務局長】(1)入院1日平均105人、外来460人(昨年同様)
(2)内科6・外科2・整形外科1・産婦人科3・小児科2・眼科1人の計15人。
(3)産婦人科・整形外科・消火器内科の常勤医師を確保する必要がある。

【質】会計年度任用制度について(1)人数と、(2)影響額は。
【事務局長】(1)非常勤・パートタイム職員、応援医師等が移行。月額職員32・時給職員52・応援医師等1118人で計1202人
(2)約840万円の見込み。

【質】救急医療負担金についてはどのようか。
【事務局長】市からの繰入金、一般会計負担金は国が定める繰出基準に基づき救急医療の確保や院内保育所の運営、企業債元利償還に要する経費として毎年2億5千万円を上限として繰入しているもの。