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【5月臨時会】5月臨時市議会 3つの委員会・分科会報告
特別定額給付金等の取り扱いについて議論

総務常任委員会等
市議会議員 鈴木 智

総務常任委員会は、専決処分1件を審議し、全員が承認を表明。引き続き行われた予算決算常任委員会の総務分科会では、一般会計補正予算の総務所管部分を審議。一人一律10万円の特別定額給付金が必要とするすべての市民に届けるための対応に議論が集中しました。各議員による主な質疑概要は以下の通り。
○申請で不備がある場合の対応は(電話で確認を行い、申請期間内に確認できない場合は取り下げとみなす)
○本人確認の書類に写真は必要か(写真無しでも可)
○他人が代わって手続きを行う場合の口座は(振込先は世帯主本人名義の口座
なお、本会議質疑では、○市が把握しているDV被害者には市が直接連絡を取ること、○ネットカフェに住所を置く人への対応として「休業」の際には連絡をもらうこと、等の対応が検討されていることが示されています。

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環境福祉経済常任委員会等
市議会議員 山脇紀子
市議会議員 武下 涼

環境福祉経済常任委員会(山脇紀子委員長)は、臨時市議会の議案3件(条例2件、その他1件)を審査し全委員が賛成。2020年度の蕨市一般会計補正予算(民生費、衛生費、商工費)と国民健康保険特別会計補正予算は分科会で審査を行いました。

条例案は、蕨市国民健康保険条例の一部を改正する条例・蕨市後期高齢者医療に関する条例の一部を改正する条例案が示されました。この改正により、いずれかに加入する方のうち「お勤め先から給与等の支払いを受けている」方で、対象条件を満たす方は傷病手当金が支給されます。

補正予算では、民生費として?「子育て世帯への臨時特別給付金」(児童手当受給世帯へ子ども一人当たり1万円を給付)、?市独自「ひとり親家庭等支援臨時給付金」について、いずれも申請不要など質疑で確認しました。

衛生費として?妊婦を対象とする「マタニティパス」の交付、?乳児検診・各種講習会等の中止・延期(厚生労働省の通知に基づき)に伴い、保健センターへの相談が増加していることから、引き続きサポートを強めていくこと、?離乳食の作り方、沐浴の仕方をケーブルテレビ(5月中旬)、動画配信を行っていくことなど示されました。

商工費では、蕨市独自「小規模企業者応援金」の議論の中で「2020年に創業した企業者の場合は、創業後の収入で判断する」と説明。なお、制度趣旨から「市税等滞納」の条件を支給要件に加えてないなど、柔軟な対応がとられています。

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教育まちづくり常任委員会等
市議会議員 宮下奈美

教育まちづくり分科会は、一般会計補正予算のうち所管分の教育費1253万4000円について審議しました。  

これは市内公立小・中学校の臨時休業に係る児童・生徒の学習補完をするため、市独自に教科書準拠のワークブックを配布する消耗品費として計上されたものです。小学生は国語と算数、中学生は国語と数学。ワークブックは解説付きで自習をするためのもの。臨時休校中に自宅で学習をし、休校あけに授業で活用しながら進めていくとの考えが示されました。「ひとり一人、遅れが出ないようチェックをしながら授業をしてほしい」と要望しました。

また、今後はインターネットを使っての自宅学習も考えているとの説明もあり、自宅のネット環境やパソコンについての調査など、研究・検討していくとの説明がありました。委員からは「子どもの公平な学習環境を」との要望が出されました。