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【6月市議会・開会】市民の健康とくらし、市内企業の営業を守るー頼高英雄市長が報告

6月定例市議会が6月1日に開会しました。会期は19日まで。一般質問は15日(月)、16日(火)、17日(水)です。
 
議会初日、市長報告で頼高英雄市長は、「蕨市における新型コロナウイルス感染症への対応」、「新庁舎整備に向けた基本設計の策定」、「コミュニティバスぷらっとわらびのルート拡充」、「高齢者運転免許証自主返納奨励事業」について報告。この間の状況について「市民の皆さん、市内事業所の皆さんには、不要不急の外出自粛や営業自粛をはじめ、感染拡大の防止に向けて大変なご協力をいただき、心から感謝申し上げます」と述べ「市民の健康と暮らし、市内企業の営業を守り、一日でも早く豊かな日常を取り戻すため、全力を挙げてまいります」と表明しました。
 以下、市長報告の4点を紹介(要約)します。

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1.蕨市における新型コロナウイルス感染症への対応
(1)緊急事態宣言延長への対応
 緊急事態宣言は、最終的に期間を5月31日まで延長し、市としても宣言延長を受け、措置を講じてきた。市民、企業・団体から、マスクをはじめ寄附(40件)が寄せられ、マスクは5万8千枚。マスクは、地元医師会や歯科医師会、市内介護事業所、障害者施設、保育施設、学校、商工会議所、清掃事業所などに提供。
(2)国の緊急経済対策の実施状況
 「特別定額給付金」(1人10万円)は、マイナンバーカードによるオンライン申請(5月1日から開始)、市ダウンロード申請(5月15日まで)を受け付け、5月末現在で、オンライン申請1751件、ダウンロード申請1255件の計3006件、支給は5月20日から開始し、5月末時点で、2674件、総額約5億6千円。各家庭への申請書の郵送は、5月29日に、約3万7千世帯を対象に一斉に発送。支給は6月11日から開始予定。
(3)蕨市新型コロナ緊急対策の実施状況
 「小規模企業者応援金」は5月1日から申請の受付を行い、19日から支給を開始。5月末の時点で665件の申請があり、うち499件、総額約5500万円を支給。
 市独自「ひとり親家庭等支援臨時給付金」(3万円)は、児童扶養手当を受給している302世帯に対し、5月20日に支給。
 「マタニティパス交付事業」は対象の約8割となる340名の方から申請があり、うち290件の交付。
 緊急医療対策では、地元医療機関への支援として、5月7日に、蕨戸田市医師会に対し、サージカルマスク3万2千枚、防護服、ゴーグル各350個、手袋200組を提供。蕨戸田市医師会は、4月20日より、県内でいち早く発熱外来PCRセンターを設置。
 市立病院の医療体制強化では、外来患者の発熱などの有無を来院時に確認し、症状がある方に対しては、専用の診察室を設けて適切な診療を行うとともに、救急搬送され、入院が必要となった方などに対しては、PCR検査を実施するなど、院内における感染防止の取り組みを進めている。

(4)蕨市新型コロナ緊急対策第2弾
(前号の民主わらび参照)

(5)緊急事態宣言解除後(5月25日)の市の対応
 蕨市民の感染者数は、現在8名。5月2日を最後に約1カ月間、確認されていない。
 小中学校について、夏季休業を8月1日から20日の20日間に、冬季休業を12月29日から1月7日までの10日間に短縮する予定。
 保育園は、6月中を目安に、学童保育室については、学校の分散登校期間中は、引き続き、利用自粛要請を継続しつつ、開設。
2.新庁舎整備に向けた基本設計の策定
 『広報蕨』1月号で中間報告、パブリックコメント(3月30日から4月19日)を実施し、蕨市新庁舎建設基本設計を策定。計画通り10月頃をめどに、仮設庁舎及び仮庁舎への移転を行い、現庁舎の解体に入る予定。

3.コミュニティバスぷらっとわらびのルート拡充

4.高齢者運転免許証自主返納奨励事業
 4月の制度開始以来、5月末時点で、74件の利用。