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蕨戸田衛生センター議会報告(市議会議員 やまわき紀子・武下涼)

延命化対策工事が行われている蕨戸田衛生センターの焼却炉
延命化対策工事が行われている蕨戸田衛生センターの焼却炉
 蕨戸田衛生センター組合の2020年第2回定例議会が5月26日行われました。 
新型コロナウイルス感染予防のため議席間をあける対応をはかり実施されました。審議する提出議案はありませんでしたが、頼高英雄管理者から報告が行われました。

○新型コロナウイルスに係るごみの処理、改良工事への影響は出ていない。
○新型コロナウイルス感染防止策として組合職員、委託事業者の従事者、工事関係者を含め発熱など風邪の症状がある場合は出勤を自粛、手洗いと配布したマスク着用の徹底。職場における換気、会議等の開催方法の見直し、年次休暇取得の奨励、公共交通機関利用者の時差出勤、昼食時の時差取得など対応。対外的にはテニスコートの貸し出しや施設見学の中止、再生家具販売の延期。
○施設の延命化対策工事は4カ年の継続事業の2年目にあたる。A号炉は本年3月3日着工、6月26日完了予定。B号炉は8月26日着工、12月21日完了予定。焼却炉停止期間中はさいたま、川口、朝霞、和光の4市に家庭ごみの処理の一部を外部委託。
○ごみを焼却した際に発生する熱を有効利用し発電。日曜や夜間の余剰電力を売電。昨年度は約152万
kwh(約500世帯の一年間の電力)を1140万円で売電。施設の運転に利用する高圧電力も荏原環境から調達し、東京電力に比べ基本料金が10%低額で503万円の削減となる。売電分と調達分をあわせ1643万円の効果。
○ごみの搬入状況について近年減少傾向であったものが増加に転じる(可燃ごみは家庭系、事業系合わせ2・2%の増加。粗大ごみ、不燃ごみは、台風19号により戸田市内から発生した災害ごみを含め10・9%の増加)。資源ごみは0・4%減少  (ほぼ横ばい)。
○資源売り払いの入札結果は、雑紙は微増となったが、アルミ缶、スチール缶、ペットボトルや鉄類は値下がりしている。
○ゴミ焼却に伴い発生する焼却灰はセメントで固化を行い、群馬県草津市、山形県米沢市の処分場に搬出。固化灰の一部を人工砂にリサイクルし、土木資料として使用する資源化を埼玉県寄居町と栃木県日光市の事業者に搬出する予定。
○6月の再生家具展示販売は新型コロナのため延期。今後HPや掲示でお知らせする。
○蛍の飼育状況について順調に生育し、6月20日蛍鑑賞会開催にむけ準備を進めているが現時点での開催の判断は難しい、等の報告がありました。