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9月議会に向け議案説明行われる
学校再開に伴う学習保障・感染予防など補正予算で

8月21日、蕨市議会2020年第5回定例会(9月議会・9月1日開会)に向け、議員への議案説明が行われました。予定されている市長提出議案は、補正予算3件、人事案1件、その他2件、決算認定9件の計15件。以下、主な議案について紹介します。

一般会計補正予算では、総務費で住民基本台帳や戸籍に関わるシステム修正委託料、衛生費でロタウイルスワクチンが定期予防接種に追加されたことに伴う予防接種委託料、教育費で学校再開に伴う学習保障・感染予防に対応する消耗品費・庁用器具などを計上。この消耗品費・庁用器具は、学校での感染防止のために分散しておこなう授業に対応したホワイトボードやプロジェクター、空調などの整備や、消毒・手袋等の衛生用品、非接触型体温計(追加)、教室などを分けるパーテーションなどの購入に充てられるものです。他に、新型コロナ感染拡大に関わり、小中学校の修学旅行をキャンセルした際のキャンセル料、幼保無償化の対象とならなかった「ひかり幼稚舎」に対して国が地方と協力して行う支援のあり方についての調査費用(全額国費)も計上されます。

また、丁張下青木跨線道路橋(塚越陸橋)改修事業の債務負担行為は、2016年度に行われた点検において損傷が明らかになった跨線部分の補修と橋脚の耐震化に関わる工事に対し、期間を20〜24年度、限度額を7億37万5千円とするもの。工事は12月にJR東日本と協定を締結、来年度に工事着手の計画です。

国保特別会計の補正は新型コロナの影響による国保税減免により発生する19年度第8期分の還付金を計上。

介護特別会計の補正は19年度決算確定に伴う基金積立金の増や国・県支出金・支払基金交付金の清算に関わるものです。

その他の2件については財産の取得で、前回の議会に続き、小中学校GIGAスクール構想に基づく端末の整備にかかわる2件の契約に関するものです。