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【9月市議会・閉会】現庁舎での最後の議会・9月定例議会が閉会
補正予算、2019年度決算などを可決・認定

56年間にわたり論戦が繰り広げられた議場にて (左から山脇、鈴木、宮下、武下の各議員)
56年間にわたり論戦が繰り広げられた議場にて (左から山脇、鈴木、宮下、武下の各議員)
 2020年の蕨市議会第5回定例会(9月議会)は、9月28日の最終日を迎えました。採決が行われた市長提出議案は、一般会計補正予算、2019年度の決算認定など14件(人事案1件は7日に可決済)。一般会計決算では1人が退席したものの、全議案とも出席議員全員の賛成で可決・認定されました。

議員提出議案と日本共産党市議団の見解
 
その後、議員提出議案の?新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書?防災・減災・国土強靱化対策の継続・拡充を求める意見書?蕨市議会議員の議員報酬の臨時特例に関する条例の3件を審議。??は全会一致で可決、?は賛成少数で否決となりました。
 
党市議団は、?は全国市長会の要請もあり内容的にも必要、?は今年度末が期限となる国の「緊急対策」の延長などを求める内容であり、国の「国土強靭化」には不要不急の大型開発などを含む問題もあるが、中心的は地方の防災・減災事業に国が責任を負うことを求めている内容との判断からそれぞれ賛成しました。

 ?は、新型コロナウイルス感染拡大の影響による所得減少、財政悪化などを考慮し、議員報酬を3か月間月額の10%を削減する内容で、党市議団は、議場での判断は示さず退席しました。なお、党市議団は、この提案に関する会派間協議で、提案趣旨は理解できるものの、人事院勧告やその後の組合協議の前に行うことでの職員給与などへの影響について指摘し、職員給与と同時期の減額の可能性では全会派で一致が見られていて、継続して一致に向け会派間で議論すべきと表明してきました。

9月議会でも新型コロナ対策が焦点の一つに
 9月議会の、新型コロナウイルス感染拡大の問題では、蕨市では着実に対策等が実施され市民に歓迎されていることが示された他、学校教育での感染防止などの予算が補正で提出されました。新型コロナ対策では、各議員・会派がそれぞれの立場から一般質問で発言。党市議団も、検査・医療体制の整備、市立病院の積極的な対応、子育て世代への支援、コロナ禍でのメディア依存への対応など、市民の声や地域の実態を踏まえ、更なる対策を求めるとともに、国などの対応の問題点を指摘しました。

 12月議会からは仮設庁舎3階の議場での開催となります。