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【3月市議会・質疑】市民のいのちと健康を守る新型コロナ緊急対策第5段を盛り込んだ補正予算に質疑(市議会議員 やまわき紀子)

医療体制強化が行われる蕨市立病院
医療体制強化が行われる蕨市立病院
3月市議会において、よりたか市長から新型コロナ緊急対策第5弾を盛り込んだ補正予算が提案されました。

 1月8日に緊急事態宣言が発出され、飲食店を中心に営業自粛などの努力が継続されていますが、新型コロナウイルス感染症の拡大は収束には至らず、深刻な事態が継続しています。こうした中、頼高市長が提案した蕨市新型コロナ対策第5弾の総事業費は4億2422万円。第1弾〜第5弾の総計では16億3457万円となります。今回の対策は、「さらなる検査・医療体制の充実強化」「生活支援・経済対策」「ワクチン接種体制の確立」の三つの柱で、5つの対策が盛り込まれています。何れも、感染拡大の不安の中、暮らしや営業の危機に直面した市民の願いにこたえるものです。そこで、緊急対策の内容等補正予算について16項目質疑を行いました。抜粋してご紹介します。
 
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◆新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金2億6841万円について、充当した事業はなにか。
【総務部長】これまで市が打ち出してきた蕨市新型コロナ緊急対策第1弾から5弾までの25事業に充当。

◆学校保健特別対策事業費補助金640万円について充当された事業はなにか。
【教育部長】全通常学級及び、特別支援学級に配置する空気除菌機及び消毒液などの消耗品を購入する予定。

◆児童福祉施設費補助金の新型コロナウイルス感染対策事業費補助金420万円の事業はなにか。
【健康福祉部長】公設および民設の留守家庭児童指導室18室において小学校の臨時休校中の登室自粛要請による保育料の減免に対する経費。

◆国民ひとり10万円の給付が行われた、特別定額給付金給付事業の最終的な支給実績はどうか。
【総務部長】99・8%の3万9668世帯7万5561人(99・7%)に支給。

◆子育て世帯への臨時特別給付金給付事業は児童手当を受給している子育て世帯へ対象児童ひとり一万円を支給した事業であるが、支給実績はどうか。
【健康福祉部長】一般対象は497世帯7110人。市内在住公務員対象は257世帯437人(2月22日現在)。

◆病院事業会計支援金1億円の計上内容はどうか。
【総務部長】新型コロナ感染症対応をはじめ、救急指定病院、地域の中核病院として、安全で安定的な医療を継続的に提供していくため、医療体制強化に向けた支援を実施するもの。

◆スマホ決済を活用して地域の消費活性化やキャッシュレス化推進、消費者への応援(ポイント還元)の事業の実績や効果はどのようか。
【市民生活部長】消費者への還元実績は4676万円で市内387店舗で約1億9900万円の決済総額。還元額の約4倍にのぼる。

◆電子商品券支給事業
【山脇】2億6600万円の計上だが、事業内容とスケジュールはどうか。
【部長】全市民に3千円の電子商品券を配布。大型店やチェーン店を除く市内小規模企業者が営む店舗で買い物をしてもらう。議決後プロポーザル方式で委託事業者を決定した後、参加店舗の募集を行う。7月からの利用を予定。市民の申請の必要はなく、行政連絡員により全市民に電子商品券を配布する。

◆小規模企業者応援金(一企業あたり10万円を給付)の実績はどうであったか。【部長】昨年5〜7月の第1弾では1476件総額1億6090万円支給。9〜11月の第2弾で1627件総額1億6270万円を支給した。

◆錦町土地区画整理事業の進捗状況はどうか。
【都市整備部長】国の社会資本整備総合交付金1億5027万4千円となったことから家屋移転を当初の19棟から22棟に上積み。2020年度末までに建物移転1026棟で(進捗率66・8%)街路築造は21660m(78・5%)、整備面積は54ヘクタール(63・5%)。