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長寿命化の推進で環境・省エネに効果ー蕨戸田衛生センター組合議会報告(市議会議員 鈴木智・武下涼)

2021年の第1回蕨戸田衛生センター議会は、2月18日に開会しました。

 この日の本会議では、新年度予算案1件、補正予算案1件、その他議案2件の計4件を上程。また、??英雄管理者(蕨市長)は、?組合では新型コロナウイルスの感染事例はなく、予定通りの事業を継続していること、?ごみの搬入状況では、生活系可燃ごみの増加と事業系の減少、粗大ごみや不燃ごみの大幅な増加などの感染拡大の影響が出ていること、?基幹的設備の長寿命化では、A号炉・B号炉が竣工し、ダイオキシン濃度の低下や省エネルギー化などの効果が表れていること、?ごみ焼却に伴い発生する焼却灰の処理状況とばいじんの一部資源化に取り組んでいることなどを報告しました。

 本会議の後、総務・業務両常任委員会が開催されました。

 総務常任委員会では、補正予算に対し、ペットボトルやアルミ缶など回収資源の売払金額の変動状況、省エネルギー化した影響の詳細など、また新年度予算に関しては、回収などの事業の影響で増加傾向となる組合分担金の詳細や蕨・戸田両市での分担割合について議論が交わされました。

 業務常任委員会では、分析委託の変更への対応、リサイクル作業中の発火事故と分別徹底の協力要請、リサイクルフラワーセンターでの障がい者等の労働条件について議論。このうち、回数減となる分析委託では、これまでのデータが極めて低い水準で推移していたことが示された一方、変化がある場合は追加分析を行うなど臨機応変に丁寧な対応をとるよう要請しました。

 採決では両委員会ともに全員が賛成。

 2月26日の本会議では、全議案が全会一致で可決されました。