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【3月市議会・閉会】新型コロナから市民を守る対策を織り込んだ新年度予算等を可決

議会閉会後に議場にて(左から武下、宮下、鈴木、山脇各市議)
議会閉会後に議場にて(左から武下、宮下、鈴木、山脇各市議)
2021年第1回蕨市議会定例会(3月議会)は3月23日に最終日を迎え、条例案10件、補正予算案8件、予算案9件、その他4件の市長提出議案31件を可決、承認。議員提出議案(出産に伴う欠席期間の範囲を明文化するなどの会議規則の修正)1件を可決し、閉会しました。

 市長提出の人事案3件は、別に3月1日の本会議で同意・推薦が議決されています。

 今議会の審議では、予算案等への質疑や代表質問・一般質問を通して、新型コロナウイルス感染拡大の市民や市政への影響、感染防止や暮らし・営業守る対策などについて議論が集中しました。

 日本共産党市議団は、代表質問で市財政への影響等を質した他、市民生活への深刻な影響を指摘。市の基本的な考え方として、当面は市民の負担増やサービス削減につながる改正は考えていないとの答弁を得ています。また、検査医療体制の充実、市がかかわっての自宅療養中の環境改善等を要望しました。

 国民健康保険特別会計予算には市民負担増につながる県運営方針の課題と市の対応について、介護保険特別会計予算には介護保険事業・認知症対策等への影響と対応等などを質疑し、市民の暮らしと健康を守る立場での対応を求めました。

 一般質問は14人が行い、日本共産党は4人全員が質問。それぞれが市民要求や市政上の課題について取り上げました(先週号から順次概要を掲載します)。

 一方で他の会派からは、市財政への影響を一方的に強調し、敬老祝い金制度の大幅縮小等を提案する質問も出されました。これは6月議会以降、大きな争点となる可能性もあります。