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【9月市議会・委員会】環境福祉経済常任委員会・分科会報告(市議会議員 やまわき紀子・武下 涼)

環境福祉経済常任委員会(山脇紀子委員長)と予算決算常任委員会・分科会が9月9日に開催され、条例案1件、その他1件、2021年度補正予算2件、2020年度決算認定5件について審査・質疑しました。条例案・その他1件については全会一致で可決。分科会に付託された議案の採決は24日に行われます。

◆補正予算(民生費)では、コロナ禍において子ども食堂や学習支援を通じて、子どもたちと「支援」を結び付けるつながりの場を整備するための「つながりの場づくり緊急支援事業委託料」などが計上されました。

◆決算認定では、以下の内容について武下議員が質疑。
【民生費】◆社会福祉費では、生活困窮者自立支援事業について質疑。自立相談事業については、委託先の蕨市社会福祉協議会の状況について、コロナ禍で住居確保給付金などの申請が急増するなど、「自立支援プラン」などの作成件数といった、詳細な数字の回答は難しいと答弁。続いて、子どもの学習支援や居場所づくり、保護者の支援などを内容とする学習支援事業では、高校進学、専門学校、就職などに結びついている状況など答弁。ほかに事業の周知方法など質疑。
◆障害福祉費では、障害者手帳の申請・交付の状況について微増傾向が続いていること、自立支援給付事業については放課後デイサービスなど児童発達支援にかかわる給付が「年々右肩上がり」であることなどが質疑でわかりました。要望として、乳児期から成人期に至るまで一貫した支援のために埼玉県が作成した「サポート手帳」の周知の強化を求めました。
◆児童福祉費では、児童福祉施設(公設・民営の留守家庭児童指導室など)のコロナの感染対策やコロナの影響を質疑。工夫を凝らしながら対策をしていること、児童の予備のマスクを常備していると答弁。
◆生活保護費について、学習支援事業の実績、生活保護利用者または申請者への住居確保を目的とする住宅ソーシャルワーカー事業の活用実績を質疑。
◆【農業費】農業振興費について、「わらびりんごシャーベット」の活用を質疑し、昨年10月から市内3カ所で販売開始、埼玉県物産観光協会が新設した「埼玉県新商品アワード2020」に応募し入賞、また、今年度は姉妹協定都市を結んでいる群馬県・片品村の「道の駅」で「わらびりんごシャーベット」が販売されることになったことなど答弁。
◆【市立病院事業会計】ソーシャルワーカーの配置による連携状況、新型コロナウイルス感染症にかかわる診療報酬の影響、認定看護師の配置加算および感染管理認定看護師の計画的配置について質疑。
 答弁では、認定看護師について、資格を持つ看護師がいないため加算取得はないが、昨年、新型コロナの院内発生など、病院としてより感染対策を強化するため、感染管理の知識と技術を学ぶ看護研修学校へ看護師1名の入校を計画と答弁。