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【9月市議会・一般質問】新型コロナ感染爆発から市民の命を守る蕨市の対応など質問(市議会議員 鈴木智)

鈴木 6月議会で発生を予測する見解を紹介したが、第5波の感染拡大が深刻(全国の感染状況は資料)。菅政権の責任は重い。蕨市は命を守る対策に全力をあげてほしい。本市のパルスオキシメーターの貸し出しと合わせ、自宅療養者の状況把握や医療との連携、生活支援など考えはないか。
健康福祉部長 厚労省は「都道府県と市町村の連携」を周知。今後どのような生活支援が行えるか検討。

鈴木 重症化を経験した市民から話を聞いたが、自宅療養は療養ではなく「放置」の状況。3月議会でも要望したが、市の対応を早急に具体化してほしい。

鈴木 新型コロナに関わる救急出動の状況はどうか。
消防長 7月・8月の救急出動は前年比151件増、医療機関問い合わせ4回以上で現場滞在30分以上の事例が7・8月に前年比45件増などの影響。コロナ感染が疑われる事例で酸素投与は237件中105件。

鈴木 支援隊による酸素投与は重要。本来は国等が医療の充実で対応すべきだが、現状の中で命を守るため、今後、設備や装備の充実も含めた対応に期待する。

鈴木 市立病院の対応。検査と患者受け入れ状況はどうか。
病院事務局長 発熱外来、感染症患者受け入れ、ワクチン接種の3業務。6月は検査479件で陽性者25名、7月は543件で69名、8月は1585件で457名と爆発的に拡大。昨年11月以来31名の患者を受け入れ、当初は軽症者、現在は中等症の対応に移行している。

鈴木 近隣等との連携は。
病院事務局長 民間医療機関がコロナ専門病床に移行し、当院等3医療機関で輪番制の救急体制を構築。

鈴木 命を守る市立病院の役割が一層はっきりした。「再編・統合」が課題となる地域医療構想調整会議でも急性期医療を担う市立病院の役割を訴えてほしい。

国保・県運営方針への対応

鈴木 この間の対応は。
市民生活部長 県方針を受け、保険税率見直し国保運営協議会に諮っている。

鈴木 蕨市は値上げを抑えて頑張ってきた。市の立場は理解できるが、国・県の方針を変えることが必要。引き続き県へ要望を。