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【3月市議会・開会】3月定例市議会はじまる
子ども医療費無料の拡大(入院は高校生まで)を盛り込んだ新年度予算などを上程

蕨市議会第1回定例会(3月議会)は21日に開会しました。議会初日のこの日は、??市長が施政方針を表明したほか、市長提出議案の説明などが行われました。なお、今議会に提案された市長提出議案は、条例案9件、補正予算案6件、予算案9件、人事案1件、その他2件の計27件。先週号で紹介したように来年度の一般会計予算案では新型コロナ対策など喫緊の課題のほか、党市議団が求めてきた子供医療費無料制度の拡大(今回は入院を高校生まで拡大)などの市民要求も盛り込まれました。ほかに、市民からの請願が1件提案されています。

今後、代表質問や議案質疑は3月1日から、一般質問は3月16日から行われます。
なお、新型コロナの感染拡大を受けて、手指消毒や検温のほか、議場の換気を定期的に行うこと、議員や執行部が一部離席する場合があること、傍聴者にはオンラインでの傍聴を呼び掛け、議場での傍聴席の間隔をあけることなどの感染防止策がとられます。

市長提出議案の概要
2022年度一般会計予算(先週号)に続き、条例案などの議案の一部について概要を紹介します。

消防団条例
消防団について定める3つの条例を整理し統合。処遇改善のため出動報酬の新設

予防接種健康被害調査委員会条例
要綱として定められていたものを、新型コロナ対応などを受けて条例化

職員の育児休業等に関する条例の一部改正
非常勤職員の取得要件から「引き続き在職した期間が1年以上」の要件廃止など

国保税条例の一部改正
保険税率・課税限度額を引き上げ、未就学児均等割り額減額措置の創設などが主な内容(内容については6日付国保運協の記事で既報)

放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例の一部改正
学校休業日の開所時間を30分早め午前8時に。党市議団が保護者などの要望を受け提案していました。

一般会計補正予算
総額で21億2999万5千円の増額補正。歳出では、新型コロナ生活困窮者自立支援金や障害者自立支援金などの実績や抗原検査キット購入費用などで増額したほか、国保会計操出金などで減額。歳入では市税や普通交付税や再開発事業補償金などで増額となり、財政調整基金や公共施設改修基金からの繰り入れを減額。