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【3月市議会・開会】コロナ禍をのりこえ蕨の未来と活力をつくるーよりたか市長の施政方針

3月21日、3月定例市議会の初日、??英雄市長は施政方針を表明しました。

 なお、施政方針の全文は市ホームページ「市長の部屋」、また議会初日の様子(動画)は市議会ホームページ「議会中継・録画放映」でご覧いただけます。

市民の健康と暮らしを守り続ける
 頼高市長は、新型コロナ対策にふれ、国の臨時特別給付金をいち早く届けてきたことや、ひとり親世帯への市独自の補助、ワクチン接種や市立病院での努力、自宅療養者への支援、児童生徒への検査キット配布などの感染防止策などの取り組みを紹介。「市民の暮らしを支える自治体の真価を発揮することが求められており、それは、私が市長就任以来進めてきた『あったか市政』の原点を貫くことでもあります」と述べました。 続いて、市役所庁舎の整備、学校体育館の空調整備などを進めてきた実績を紹介。「コロナ禍を乗り越え、蕨の未来と活力をつくる」をテーマに、(1)「市民を守る新型コロナ対策」(2)将来ビジョンや「あったか市政」第2ステージのマニフェストの推進・加速化、を重点課題として市政運営を進める考えを示しました。

市民を守る新型コロナ対策
 次に、「感染拡大をくい止める上で3回目のワクチン接種の加速化が最重要課題」と述べ、接種の前倒しにより国や県の平均を上回るスピードで接種が進んでいることを紹介。今後も集団接種の拡大や5〜11歳の接種の実施、市内公共施設の感染対策などを進め、生活支援、経済対策でも感染状況を踏まえ、機動的に対応する考えを示しました。

3つの重点事業と3大プロジェクト
 続いて頼高市長は、将来ビジョンや「あったか市政」第2ステージのマニフェストの推進・加速化をはかるうえで、3つの重点事業と3大プロジェクトについて概略以下の内容について説明しました。

重点事業
?子育てしたいと思えるまちづくり
◆こども医療費無料化の拡大(10月から入院を18歳まで無料)◆保育園(1園)及び学童保育室(1室)を増設。学童保育の学校休業日の開始時間30分繰り上げ◆小学校体育館へのエアコン設置工事(北小・中央小)など
?にぎわいあふれる元気なまちづくり
◆蕨駅西口市街地再開発事業の着工に向けた取り組み◆「中心市街地活性化プラン」による、にぎわいづくりの推進◆「わらびりんご」によるまちづくりの更なる推進
?自治体D?の推進
◆市役所窓口でのキャッシュレス決済の導入◆「スマート窓口」設置に向けた異動受付支援システムの導入◆税務システムなどにAIやRPAを活用した取り組みを導入◆公民館でのスマホ教室などを開催

3大プロジェクト
?超高齢社会に対応したまちづくり

◆地域包括ケアシステムの構築に向けた取り組みの推進。地域包括支援センターと連携したフレイル予防の啓発、閉じこもり防止、認知症施策等を推進◆将来構想に基づく市立病院の充実。建替え含む市立病院の耐震化と老朽化対策に検討を進め方向性を取りまとめる

?蕨の玄関口にふさわしい駅前再開発の推進
◆再開発組合が権利者の意向を確認し調整を図りながら権利変換計画の取りまとめ、認可の取得に向けた手続きが行われる。地区内では、新年度の本格的な工事着手に向けて準備。令和7年度の竣工目指す

?市民サービスと災害対応の拠点となる市役所の建替え
◆昨年7月に着工。杭工事等を経て基礎躯体工事に着手、新年度は、建物本体の工事◆秋には鉄骨の骨組みができ上がり、下半期から内外装・設備工事。令和5年6月の完成、秋の開庁を見込む。周辺の安全対策や配慮等行いながら事業を推進する。

2022年度蕨市予算の概要と主な施策
 頼高市長は、一般会計の予算総額は前年度比0.5%増278億8000万円で過去最大になったことを説明し、将来ビジョンに掲げるまちづくりの6つの基本目標に沿って具体的な事業を紹介しました。

結びに
 最後に、頼高市長は、コロナ禍の困難な状況と乗り越えるうえでの展望について触れたうえで、「ポストコロナの時代において、蕨の良さである豊かなコミュニティを活かし、未来に向けて、住み心地ナンバーワンといえる蕨のまちづくりを進めていくことが出来るものと確信」すると表明。「コロナ禍を乗り越え、蕨の未来と活力をつくる」ために全力を尽くす決意を表明しました。