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【9月市議会・一般質問】気候危機打開 二酸化炭素排出量実質ゼロの実現にむけて(市議会議員 宮下奈美)

宮下 環境基本計画(現計画)期間が今年度で終了する。来年度以降の目標や具体的な対策はどのようか。

市民生活部長 蕨市の望ましい環境像として「みんなでつくる人と自然が共生し、地球環境にやさしい コンパクト・エコ・コミュニティ「わらび」を目指している。地球温暖化対策としては「みんなで取り組む エコライフのまち」と位置づけ、「低炭素型ライフスタイルの実践」、「自動車の利用削減」、「循環型ライフスタイルの実践」を定め、持続可能な循環型社会・低炭素社会づくりを目指してきた。具体的には太陽光発電システム等に対する地球温暖化対策設備等設置費補助金交付事業や、蕨戸田衛生センター組合のごみの焼却時に発電する電力の有効活用、防犯灯や道路照明灯のLED化、ごみの減量化と分別の徹底などの取り組みを積極的に推進してきた。

 新たな計画は、2023年度から「第3次蕨市環境基本計画」の策定を現在進め大規模な改定を見込んでいる。具体的な対策や目標は、庁内連絡会、学識経験者や地域住民の代表などで組織される「蕨市環境審議会」での審議や市民アンケート、事業者アンケートの結果、パブリック・コメントの意見など、さまざまな検討をした上で改定していく。庁内連絡会は今年4月に1回開催したほか、アンケートに関しては9〜10月にかけて、市民2000人、事業者100社を対象に実施。

宮下 若い世代など、より多様な市民の声を取り入れてほしいが、審議会のメンバー構成はどのようか。
部長 新たに市民参加公募を行う。市民の多様な声を取り入れるため様々な機会を捉えて協力の呼びかけをしている。

※他に、新設の市役所庁舎での環境への取り組みについて確認した。また、新庁舎でのグリーンカーテンなどの整備を要望した。

◆2023年度からの公立中学校運動部活動の地域移行について

 すべての子どもたちのスポーツ活動要求に応える社会教育施設・指導者の配置等の環境整備を教育行政が責任を持って行う等、文化・スポーツ要求を権利として保障する視点を持って取り組んでほしいと要望。