index
【12月市議会・委員会】教育まちづくり常任委員会報告(市議会議員 宮下奈美)

12月5日、教育まちづくり常任委員会が開催され、陳情1件について審議しました。
 
議題は市民から提出された「感染症対策における子どもの権利に関する陳情」。 この陳情はコロナ禍でマスク着用を求められる教育現場の中、身体的な理由でマスクの着用が難しい児童・生徒もいることから、本人の意思から反してマスクの着脱を無理強いすることのないよう丁寧な周知を行う要望を、本市及び本市教育委員会に行う内容です。特に給食時の黙食については一言も発することができないような対策は控え、文科省の衛生管理マニュアルに準じた見直しを求めた内容です。

 教育委員会は、埼玉県から「マスクの着脱に係る児童生徒等への適切な対応」について11月29日に通知があったことを報告。これをうけた本市の対応として答弁の中で、マスクの着脱について強制はせず丁寧に対応すること、また、児童生徒、保護者の意向を確認し、校内で共通理解を図ること等の主旨が示されました。

 日本共産党は賛成の立場から以下の点を述べて討論を行いました。
 ▽未だ新型コロナウイルスは拡大しているため対策が必要。子どもの中にも感染に対する不安がいまだ残っていて、本市では自らマスクを外さない児童・生徒がいる▽今後も引き続き、児童・生徒やその保護者などの理解を深めることや、一人ひとりの状況に応じた指導・相談などにあたること▽学校現場における努力にとどまらず、教員や関係職員の適正な配置、設備・備品の充実、集団的な指導・対応体制の確保などが重要になる。

 委員会では、全委員が賛成しました。