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【3月市議会・一般質問】ジェンダー平等社会の実現に向けて今、蕨市ができること(宮下奈美)

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宮下 本市のジェンダー平等への考え方や特徴はどのようか。
部長 男女共同参画の中で「性の理解・尊重と生涯にわたる健康づくり」として位置づけ、施策においては、LGBTなどの性的少数者といった性の多様性についての理解促進を行う。これまで講演会や研修会などジェンダー平等や性的マイノリティに関わる理解促進を図り、今後も各種事業で、ひとり一人の人権を尊重し責任を分かち合い、性別に関わりなく、個性と能力を十分に発揮できる地域社会づくりを進めたい。

性別役割分担意識とジェンダーバイアスについて
宮下 本市の育休取得者は女性100%に対し男性は22%未満。部分休業(時短勤務)取得もほとんどが女性。これは「女性は家事、男性は仕事」という固定的な性別役割分担意識の表れではないか。母親が育休取得をした後、次に父親が取得する、名付けて「バトンタッチ育休」を提案したい。蕨市で推進してほしい。

他に、性別にとらわれず「自分らしさ」を大切にし、推進するため市役所、特に保育、教育の分野で研修を行ってほしいと要望した。

LGBTQ・性的マイノリティの方が当たり前に暮らしやすい地域づくりを
宮下 本市での取組みとして主に、研修の実施や教育現場では多様性が認められる制服の導入、パートナーシップ制度の創設などをこれまで要望してきたが、どのようか。

部長 「みんなが自分らしく暮らせるまちへ」と題した研修などを行った。制服は二中が導入し他の学校もスカートとスラックスを選択できるようにするなど段階的に対応を進めている。パートナーシップ制度については2023年度中にこの制度を確立していきたいと考えている。

※他に、性犯罪防止対策と男女共同参画の視点の地域防災について取り上げた。