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3月議会を振り返って
保守系会派の対応に懸念

多くの成果があった3月議会。しかし、今議会での自民党系会・令政クラブなどの対応には看過できない問題点がありました。

第一は、委員会分科会で、同会派議員が、特定の市民団体を名指しして、「国益に反する」と、理由も示さず一方的に発言したことです。議会を利用し事実に反するレッテル張りを行うなど許されません。日本共産党の指摘で該当部分は取り消されました。

第二は、一般質問などで、一方的に市長を批判して起きながら、市長には答弁を求めず、事実に基づく議論を行わない態度。これでは、議会で「悪口」同然の発言が繰り返されることになりかねません。

第三は、附帯決議の数による強行。令政クラブ・公明党が出したもので、予算で計上された町会活動の再開を後押しする補助金に対し、使途基準の説明が曖昧、議決前に「あたかも同事業が実施されるかのような案内」が町会にされた、と問題視する内容です。しかし、日本共産党は質疑で、?市の説明に問題はないこと、?経緯や内容など事実を確認しないまま決議を提案したことなどを指摘。「答弁の中で示された内容と異なる部分も少なくなく、それを論証も不十分なまま」附帯決議としていることなどを批判し反対しました。

もちろん、立場が違えば評価は異なるものであり、異なる見解を交わすことは議会としては当然です。しかし、事実に基づかない乱暴な攻撃は議会とは相容れません。事実に真摯に向き合ってこそ、市民の願いにこたえた活発な議論ができるのではないでしょうか。