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【3月市議会・開会】市民の願いがつまった新年度予算などが上程

2月16日、蕨市議会2024年第1回定例会(3月議会)が開会しました。
 
頼高英雄市長が施政方針(内容は次号で紹介)を表明し、条例案17件、補正予算案6件、予算案9件、人事案2件、その他1件、計35件の市長提出議案が上程。また、今議会では請願2件も審議されます。

 会期は3月21日まで。本会議での代表質問・議案質疑は26日(月)から28日(水)まで、一般質問は3月12日(火)から14日(木)までの予定です。
多くの市民要望が盛り込まれた一般会計新年度予算 
 
 2024年度予算案は総額282億円(前年度比+5億円、+1・8%)で過去最高。市長マニフェストで掲げられた様々な市民要望や党市議団が提案してきた政策も多数盛り込まれています。
 以下、主な歳出項目について紹介します。

◆防犯カメラの増設 
街なか防犯カメラを60基増設。また家庭用防犯カメラの設置費の2分の1を補助。上限は個人宅2万円、集合住宅10万円

◆防災行政無線の増設 
わらびりんご公園、三和稲荷公園、あずま公園、金山公園に子局を設置
◆水害対策の強化 
土のうステーションの増設、救助用ボートの購入など

◆18歳までの通院に係るこども医療費無料化 
通院分について18歳の年度末まで受給対象年齢を拡大。18歳の年度末まで医療費の完全無料化を実現

◆子どもの学習支援等 
ひとり親家庭、低所得世帯の子どもの大学等受験料、中高生等の模擬試験受験料を助成

◆民間留守家庭児童指導室の増設 
4月に市内5か所目の民間留守家庭児童指導室「キッズクラブわらび西(錦町5丁目)」を開室

◆学校体育館空調設備の整備 
西小、中央東小、塚越小の体育館に空調設備を設置。全市立小中学校体育館へのエアコン整備が完了

◆学校トイレの改修 
東小、南小、中央小でトイレ改修工事の設計を行う

◆学校給食費の負担軽減・第2子以降の実質無償化 物価高騰の下でも給食費を値上げせず量や質を確保する。また、第2子以降の学校給食費を全額補助し、実質無料化をはかる

◆産後ケア事業拡大 
サービスを利用できる医療機関を増やし必要な市民が必要な時に利用できるよう充実

◆養育費確保支援事業助成金 
養育費保障支援事業を創設。公正証書の作成費用、養育費保証契約の負担費用を助成

◆帯状疱疹ワクチン任意接種費用助成 
対象:50歳以上 生ワクチン:一回当たり上限4千円(1回)、不活化ワクチン:一回当たり1万円(2回)

◆高齢者補聴器購入費助成金 
身体障害者手帳に該当しない中程度難聴の65歳以上の高齢者に購入費の一部を助成。上限4万円

◆精神障がい者への福祉タクシー利用券の交付 
精神保健福祉手帳1級所持者に福祉タクシー利用券を交付

◆歯周疾患検診の定員拡大節目年齢を除く30歳以上の希望者の受診定員を100人から200人に拡大

◆ふれあい交流宿泊助成金片品村、大田原市で宿泊する市民に一人一泊1500円を助成((上限2泊)

◆舗装道等補修工事の拡充老朽化の著しい路線への集中的な措置を継続

◆橋りょう改修事業 
塚越陸橋跨線部、蕨跨線人道橋の修繕工事を継続

◆樹木選定の拡充 
大木化、老木化が進む公園内樹木への集中的な措置を継続

◆プランターファームinわらび 
市内老人ホームや子供対象の公民館事業でプランターキットなどを配布

◆SDGs推進事業補助金市内活動団体などの提案した事業に補助金を交付。今年度の指定テーマは「わらびECOチャレンジ事業ストップ温暖化」

ヤングケアラーを地域全体で支援する条例などを提案〜その他の主な議案

◆ヤングケアラー支援条例
ヤングケアラーの支援に関し、基本理念を定め、施策を総合的・計画的に推進し、地域全体で支援することを目的に制定するもの
◆国民健康保険税条例の一部改正 県の国保運営方針を受け、国保税の税率・課税限度額を引き上げるもの。改正内容については1月28日付記事を参照。
◆子ども医療費支給に関する条例の一部改正 通院分について18歳の年度末まで受給対象年齢を拡大
◆介護保険条例の一部改正 第9期介護保険計画の実施に伴う介護保険料改定。基準額で月額65円の増額

◆一般会計補正予算(補正額15億9505万7千円) 新庁舎玄関の展示スペースに展示する智内兄助氏の絵画購入、障害者自立支援事業費の実績による増額、市立病院建設基金積立金(10億2616万8千円)などが主な内容


◆折り畳み式もやすごみ回収BOX 
各町会に追加で貸与

◆学習用無線LAN整備 全公民館、市民体育館アリーナに無線LANを整備