index
【6月市議会・開会】頼高英雄市長の報告行われる

6月3日、6月定例市議会が開会しました。
 
今議会には市民からの陳情2件。市長提出議案は条例案4件、補正予算案1件、契約案2件、その他2件の計9件。3日には頼高市長が8点にわたって市長報告を行いました。 

 なお6月定例市議会の一般質問は、17日(月)18日(火)19日(水)に行われます。日本共産党蕨市議団の一般質問項目は党市議団HPに掲載しますのでご覧ください。

 頼高市長がおこなった市長報告の概要を紹介します。
 なお全文は蕨市HPをご覧ください。
 ※  ※   ※  
(1)市立病院の建替え整備  
昨年11月、西公民館・松原会館を含む一体的敷地への移転建替え方針案を示し、市議会や市立病院整備検討審議会で審議。さらに市内5地区で市民説明会を実施。3月7日に、審議会から「移転建替え方針案は妥当である」との答申。3月26日に、移転建替え方針を正式に決定。
 今年度は、新病院の基本構想・基本計画の策定作業を進める。4月に市民2千人に市立病院の建設に関するアンケート、5月22日に「新病院建築についての講演会」を実施し、5月29日には、市立病院整備検討審議会で基本構想・基本計画の策定をスタートした。

(2)市長タウンミーティング
 4月12日〜21日までの期間、市内7つの公民館で開催し623名の市民が参加。

(3)18歳・高校卒業までのこども医療費完全無料化
 県南で初めてとなる、18歳・高校卒業までのこども医療費の完全無料化を本年4月から実施。高校生についても、4月から、県内全域の医療機関で、窓口での立て替え払いが不要となる。

(4)2人目以降の学校給食費無償化
 国と連携して完全無償化を目指しつつ、市独自に、新年度から、2人目以降の学校給食費無償化事業をスタート。対象は、中学生以下の2人目以降の市立小中学校在籍児童生徒で、これは、県内都市部の自治体においては、先進的な取り組みとなる。7月1日から申請受付を開始し、来年3月に、年度分を一括で給付していく予定。

(5)笛吹市との災害協定の締結
 5月2日、山梨県笛吹市と蕨市との間で「災害時における相互応援に関する協定」を締結。災害時に、蕨市と笛吹市が相互に連携し、物資や資機材の提供、職員の派遣、避難者の一時受け入れなど、助け合うことを定めている。また、地域間交流を行うことも盛り込んでいる。

(6)株式会社ルネサンスとの災害協定の締結
 3月28日、株式会社ルネサンスと蕨市との間で「災害時における施設開放及び運動支援に関する協定」を締結。、災害時に、中央1丁目にある「スポーツクラブルネサンス蕨24」の施設を一時的な避難場所として利用することや被災者への運動支援を行う。

(7)脱炭素社会の実現に向けた取り組みの推進
 5月20日に、群馬県片品村と「森林整備の実施に関する協定」を締結。片品村の森林の一部を「わらびの森」として、連携して整備を行うことで、健全な森林を育て、二酸化炭素吸収量の増加を図るとともに、増加した吸収量を蕨市の排出量から相殺する「カーボン・オフセット」事業を推進。協定期間は5年間、整備する森林の面積は約2・9ヘクタールで、国から交付される森林環境譲与税の一部を活用。蕨の子どもたちに、環境学習や自然とふれ合える機会を作りたい。「夏休み! ワクワク自然体験ツアーin片品」を開催する予定。
 5月27日、蕨市が2050年までに二酸化炭素排出量の実質ゼロを目指す「蕨市ゼロカーボンシティ宣言」を行う。

(8)スマートウエルネスシティの推進
 今年度は、まず介護予防や健康づくりの充実に向けて、帯状疱疹ワクチン接種費用への助成制度や高齢者の補聴器購入費への助成制度を創設。市内各地区で「からだ健康チェック会」を開催。今月からは心と体の健康度の低下を防ぐ「フレイル予防教室」を順次開催、「いきいき百歳体操」の実施団体への補助制度も開始。更に、「アクションプラン」を今年度中に策定。11月には市民公園でウォーキングイベントを、来年1月には、東京医科大学との包括連携に基づく市民健康公開講座の開催も予定。