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待機児童を出さないために保育園の新設を

「共働きはあたりまえ」「男性も女性も、育児も社会参加も」というのが大きな流れです。子育て期の女性の70%が働くことを希望しており、また、不況のもとで働く女性は増えつづけています。諸外国の例からみても、働く女性の比率が高い国の方が出生率が高いことも明らかになってきており、保育園の整備の必要性はすでに社会的な合意になってきています。
市立保育園は、市内5ヶ所設置されていますが、園児数は07年4月1日現在で501名に対して、待機児童は9人(1歳3人、3歳6人)となっています。そして、塚越地域での待機が多くいくら他の園で空きがあっても通うのは難しい状況です。また、保育施設の老朽化や、保育事業の拡大をはかるためには、保育園の増設や改築が必要になってきています。日本共産党は、予算組み替え案で、保育園新築工事設計委託料として1100万円を計上して、保育園の新設を進めていくべであると具体的に要求しています。
また、日本共産党蕨市議団では、年度当初から正規保育士をきちんと配置していくよう要望していますが、結局現状にあわせてぎりぎりの配置をし、あとは、毎月非常勤保育士を募集しているという形をとっています。そのため非常勤保育士の応募がないためにこどもが待たされるというひどい事態まで起きています。それでは、せめて非常勤保育士の給与(月額15万6千円)をもう少し改善をはかるべきです。
育児休暇中の上の子の保育継続や、全ての園での午後7時までの延長保育の実施、土曜日の通常保育(現在、午後2時まで)、病時保育の実施など、保護者の就労実態に合わせた対応を望みます。