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大型開発計画の白紙撤回 市民参加での再検討を

蕨駅西口再開発計画図
蕨駅西口再開発計画図
蕨駅西口再開発事業 
100bのマンションが市民のための事業か?
 20億円の市財政と40億円を超える貨物駅跡地が投入される蕨駅西口再開発事業。これを進めれば市民の負担増に直結します。また、土地利用のあり方や周辺の環境問題、権利者の合意のないままの推進など、党市議団は問題点を指摘してきました。市民からも「100bのマンション中心の計画が市民のためか?」など、疑問や反対の声がたくさん出されています。
 さらに、第2・第3工区の展望や計画が示されないまま、貨物駅跡地中央部で第1工区を強行することは、将来の土地利用を制限することにもなり問題です。
市の負担はすぐに回収できるという無責任な答弁に反論
 「市が負担した補助金などについて、再開発で住人が増えることで固定資産税収入が増え、短期間でもとは取れる」と市長は繰り返し発言しています。
 固定資産税が増えるのは事実ですが、それに伴って国からの地方交付税が減るというのが現在の制度。固定資産税が増えた分、そっくり市の収入全体が増えるかのような説明は不適切です。
中央第一区画整理事業
130億円の総事業費・80億円の市負担 市民への影響は重大
 事業計画決定から約10年が経過した中央第一区画整理事業。周辺の道と整合性のない新たな道路建設など問題が多い事業内容、大きすぎる市負担などの問題が指摘され、未だ着工にいたっていません。もし、本格的に事業が始まることになれば、事業をめぐる矛盾はいっそう重大な事態になります。
 切実な市民要求が山積している中で、中央第一区画整理事業と蕨駅西口再開発事業を進めるべきではありません。
 二つの大型開発の白紙撤回、市民参加での再検討こそ、市民の要求です。