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【制度紹介】鉛製給水管取替え工事への助成がスタート

水道給水管の一部に鉛が使われている場合、長い間使用しなかったとき等には微量の鉛が溶け出すことがあると指摘されています。そのため各自治体では家庭の敷地内に残っている鉛製給水管の取替えや、水道使用上の注意点等を呼びかけています。蕨市の場合、各家庭の敷地内にある水道メーターの前後50?程度に鉛が使用されている場合が多く、昨年度の調査では約23・6%の残存率。約6300件の家庭で残っていると推測されています。日本共産党蕨市議団も、決算審査や一般質問などを通して改善状況等を確認し、市民への積極的な広報や取替を促す制度の検討等を求めてきましたが、敷地内の給水管は個人所有ということもあり課題とされてきました。
 こうした状況で、蕨市では、鉛製給水管の解消を促進するために、各家庭で鉛製給水管の取替工事を行う場合に、工事費用の一部を補助する制度をスタートさせました。7年に一度の水道メーター交換の際には、該当する家庭に連絡を行うということです。お問合せは蕨市水道部維持管理課(432‐2217)まで。
制度の概要は以下の通り。
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(助成の対象者)市内に鉛管を使用した建築物を所有し、次条に定める助成の対象となる工事を行う者。ただし、?水道料金を完納している者、?水道料金の口座振替を実施している者又は実施しようとしている者、の両方に該当すること。
(助成の対象工事)鉛管を鉛管以外の給水管に取り替える工事。ただし、官公署が行う工事及び建築物の新築に伴う給水工事を除く。(助成金の額)対象工事1件につき、経費の半額(上限2万5千円)。