市長の任期中は値上げをしない? - 国保税問題で社会保障の会が市長面会
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署名簿を前に懇談する会のみなさん(一番奥が志村議員) |
4916筆の署名を提出
社会保障をよくする蕨の会は8月3日の市長面会日に13人が参加し、「国民健康保険税の値上げをしないように求める署名」、4916筆分を届け、30分間にわたり国保税についての懇談を行ないました。
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(奥右から3人目が梶原議員) |
各参加者は、最近の市民のくらしについてこもごも語りました。ある年金生活者の例として、2年前に比べ21万円も年金が減った。しかし住民税は、2年前の8万7千円から、今年19万7千円に2.3倍もあがっていることを示し、「税収は増えている。市民が困っているのだから市長は市民を守ってほしい」と求めました。
参加者の意見を聞いて市長は、「個人的には、任期中は(国保税を)上げない。(どうするかは)次の市長が考えることだ」と述べ、任期の来年5月末までは値上げの提案はしない考えを示しました。一方で市長は、値上げすべきという意見もあるので一人だけでは決められない、との趣旨の発言もしており予断は許しません。市長面会には日本共産党から、志村茂・梶原秀明両市議が同席しました。
蕨市の行政経営戦略プランでは、国保税の来年度の値上げを予定しています。今度の市長面会では、国保税値上げ問題でどんな結論を出すのか、来年の市長選挙での大きな争点になることがはっきりしました。
会の事務局は市長面会後に会議を開き、今後の署名行動ではいっそう地域に入っていきたいこと、9月15日に代表者会議を行なうこと、10月には社会保障全般について市と交渉を行なう予定などについて確認しました。
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