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人をふるい分ける教育はやめさせよう - 教育基本法改悪案は廃案に - 2万7千人 大集会

10月14日明治公園にて「10・14教育基本法改悪反対in東京」が開かれ、首都圏を中心に全国から二万七千人が集いました。都教組の中山伸委員長が開会あいさつ。全労連の坂内三夫議長が主催者を代表して「子供と私たち、日本の社会の未来がかかったたたかいに力をふりしぼろう」と訴えました。各界から評論家の佐高信氏(週間金曜日社長)と、上原公子国立市長が連帯のあいさつ。社民党の福島瑞穂氏のメッセージが紹介されました。

国会情勢報告を兼ねて発言した日本共産党の志位和夫委員長は、9月21日の東京地裁判決(「日の丸・君が代」の強制を違憲と認定)が、「私たちに勇気と希望を与えた」と、判決の意義を述べました。さらに、安倍首相の「教育再生」プランには、子供を「勝ち組」「負け組」にふるい分けるメニューが満載されていると批判、「改悪法案は必ず廃案に」と訴えました。

リレートークでは個性的な発言が続出。都内の小学校教師の吉川さんは、ひとり芝居で法改悪後の教室を想像。「掛け算99、君は6の段まで覚えればいいよ。どうせ60点しか取れないんだからあまり勉強しなくてもいいよ。でも愛国心だけはしっかり身につけてね。体も丈夫にね」と、早い時期に差別教育を行なう危険性を指摘。「今の法を守り生かせば『時間がかかってもいい。先生や友達と頑張ろう』と言ってあげられる。人としての可能性を伸ばす教育を」と述べました。

集会は最後にアピール「どの子も大切にしたい。だから、教育基本法の改悪に反対します」を採択し、青山などをデモ行進。日本共産党の鈴木さとし・かじわら秀明両市議など、蕨からも数十人が参加しました。