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わらび9条の会
松元ヒロの爆笑・憲法コントライブ大盛況


憲法九条を変えて日本を戦争できる国にしようとする動きに対して、加藤周一さんや大江健三郎さん、井上ひさしさんなど著名な九人が「九条の会」を立ち上げ、平和憲法を守るために「一人ひとりができる、あらゆる努力をいますぐ始めること」を呼びかけました。こうした呼びかけに呼応して蕨でも「わらび9条の会」が発足しました。この間、三回の大きなイベントを成功させてきましたが、十一月二十三日(祝)には、蕨市民体育館において「松元ヒロ・爆笑憲法コントソロライブ」を開催し、二百名を超える市民や、「ヒロさんのライブをぜひ見たい」と市外からも大勢が参加しました。
はじめに上映された映画「憲法九条は訴える」では、「九条の会」九人の講演の様子や、各地での取り組み、中国帰還兵の「本当の愛国精神とは戦争をなくすこと」の言葉、戦争のつくり方でのシュミレーションでは、平和憲法の意味について改めて考えさせられる内容でした。
その後、松本ヒロさんのソロライブでは観客は一時間半たっぷりと笑いました。マイムとトークによる社会風刺のお笑いと、時の政治家や新聞で話題の人やモノになりきっての一人コント。役になりきるために服やかつらを取り替えて変身したり、説明をしてからパントマイムを始めるなど、観客を楽しませる要素がたっぷりでした。最後の憲法くんのコントでは、憲法前文を読み上げ、「五十九年間、たった一度も戦争で人を殺したりしていないことに誇りをもっている。まだまだ頑張る!」との台詞には拍手がわきました。
最後に、わらび9条の会呼びかけ人の炭谷巴之助さんが、「今日の感動を忘れずに九条を守る運動を大きくしていこう」と、閉会の挨拶をしました。