蕨駅西口再開発にみんなで意見書を
蕨市の「拒否」は問題 「考える会」が学習会
現在、蕨駅西口七番街区再開発組合認可申請にともなう事業計画案の縦覧と意見書の受付が行われています。こうした中、蕨駅西口再開発問題を考える会では、十一月二十四日に緊急学習会を開催しました。会場には、会の呼びかけに応じた近隣の住民の方や市民が参加。真剣な議論が行われました。
講師の頼高英雄氏(フレッシュみんなの会・代表委員)は、はじめに、事業の現状と問題点いついて報告。縦覧されている事業計画案の内容にもふれながら、市の財政負担と市民への影響、市有地利用の有効性への疑問、環境への影響、権利者・市民合意の問題など改めて指摘しました。続いて、意見書の提出について、市民の権利であること、法律上も、これまでの各地の例を見ても、権利者に限られるということはなく、広く認められていることを指摘。意見書の提出の重要性について訴えました。
参加者からは、「官製談合がこれだけ問題となっているときに、情報を隠したまますすめられるのは許せない」「自分も頑張る」などの発言が相次ぎました。また、「直接県庁に行って意見書を提出した」という発言の一方、「提出窓口となっている市に提出したら、門前払いにされた」などの発言も。県庁が受け付けているのに、市の窓口では拒否しているという、ひどい実態も明らかとなりました。
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