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蕨駅西口七番街区再開発 事業計画案の縦覧で問題点が一層明らかに
意見書の受付は 十二月十一日(月)まで

蕨駅西口七番街区再開発組合の認可申請にともなう事業計画案の縦覧が、十一月十四日から二十七日まで行われ、のべ二十五人の方が縦覧をしました。
 今回示された事業計画書案は、既に党市議団の調査などで明らかにしてきた内容も多いものの、文書や図面などの添付書類から、以下に示すような問題点が改めて指摘されます。 
 建物は、高さが九十九・七m。二百八十七戸のマンションが中心です。中央一丁目で最も高いルネ蕨第二でさえ四十m程度であり、日照の影響や風害、眺望上の問題、人口集中の影響などが懸念されます。
 財政的には、総事業費が九十億一千万円であり、補助金が十二億千四百万円、公共施設管理者負担金が一億一千万円とされています。このうち蕨市の負担は、9月議会での答弁によれば、四億八千万円ほどです。市財政への影響は深刻です。
 そのほかにも、現在線路に沿ってある市道は、自動車の通れないプロムナードとされています。そのため、駅近くの駐車場などに向かう車は、住宅の中を通ることになります。また、事業用地に市営駐輪場の一部が使われるにもかかわらず、計画案には、それに代わる駐輪場はありません。
 こうした問題に対して、市民の意見を反映できるチャンスが、意見書の提出です。期限は、十二月十一日(月)とせまっていますが、県庁への提出の他、蕨市の市街地開発室にも提出できます。日本共産党蕨市議団では、「提出したいがどのようにしたらよいのか」「事業計画案の内容を確認したい」などの相談にのっています。